2013年11月25日月曜日

11月25日

日曜日は広島の三原での人権講演会だった。
多くのかたがたに集まっていただいて、感謝!

反原発、そして今週にも衆院を通過しそうな特定秘密保護法案についてなど、
講演の後もいろいろなかたから、お声をいただいてきた。

空港と会場の往復。
すっかり色づいた楓の真紅が目にしみた。
戦前に逆戻りするような法案。
そしてそれらが通れば、
まさに21世紀の「戦前」を作るような法案をいま、
なぜ、政権は通そうとしているのか。
世界の潮流は情報開示に向かっているというのに。
無念きわまりない。

以下、26日(火)のお報せを。

11・26の集会 是非ご参加ください。また下記 内容を拡散願います。
さような ら原発1000万人署名提出行動
とどけよ う!脱原発の声を2013年6月15日に、
最初に集約した7,514,066筆を政府 に提出しました。
その後も署名は続けられ、
約90万筆の署 名が全国から寄せられましたので、
11月26日(火) に、再び政府に署名を提出します。
提出後に下記の集会を行います。是非ともご参加ください。

18:30開演(18:00開場) 日比谷野外音楽堂
                                  司会:木 内みどり(女優)
                                  署名提出の報告:鎌田慧(ルポライター)
                                  福島からの訴え:千葉親子(脱原発福島県民会議)
                                  リレー トーク:内橋克人(経済評論家)
                                                     大江健三郎(作家)
                                                     落合恵子(作家)
                                                     澤地久枝(作家)
                                                     佐高信(評論家)
                                                     辛淑玉(人材育成コンサルタント)
                                  署名をされたからのメッセージ:林洋子(女優・クランボンの会主宰)

19:30~デモ出発  日比谷野音~東電前~銀座~数寄屋橋~鍛冶橋駐車場(流れ解散)

主催: 「さようなら原発」一千万人署名 市民の会
         内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴
         辻 井喬、鶴見俊輔

さようなら原発1000万人アク ション事務局
東京都千代田区神田駿河台3-2-1連合会館1F 原水禁 気付
http://sayonara-nukes.org/

ヘルプページ:   http://help.yahoo.co.jp/help/jp/groups/
グループページ: http://groups.yahoo.co.jp/group/sayonara_nukes/
グループ管理者: mailto:sayonara_nukes-owner@yahoogroups.jp


2013年11月22日金曜日

11月22日

昨夜は、特定秘密保護法案に反対する集会、
そしてデモに暮れた。

朝から仕事が続き、
衆院議員会館で同法案に反対する女性たちや議員さんたちと記者会見。
それから日比谷公園野外音楽堂で開かれた反対集会へ。
どれくらいのひとが集まってくれるか予想がつかなかったが、
1万人近くの人たちが集結。当然音楽堂にはいりきらなかった。
ステージも寒かったが、屋外の会場のかたがたはもっと寒かったに違いない。

同法案はもしかしたら昨日に可決ではないかと言われていたが、来週に持ち越し。
何が秘密なのか。それも秘密、と言われるおそろしい法案が可決されれば、
戦前と同じような息をするのすらつらい時代が。
「修正案」がいろいろと論議されているが、
条件闘争など不要だ。

修正論議はいらない。丸ごと廃案しかない。
疲れたが充実した一日。26日頃に可決という声を聞くが、
こんな法案、民主主義へのテロリズムそのものではないか。
子どもたちの明日は、どうなる!
おなかが空いて、帰りにネギラーメンと餃子などという
オーガニックライフとはほど遠い夜食をとってしまった!

明日の「朝の教室」。
新聞連載のみならず、単行本も20万部突破と言われている
「プロメテウスの罠」、取材班代表の依光隆明さん。
高知新聞時代から県庁の不正融資を暴いた取材班代表を務め、日本新聞協会賞受賞。
朝日新聞に移られてからは
原子力発電所の事故の追跡・検証する連載企画『プロメテウスの罠』でも、日本新聞協会賞受賞。
どんな風に取材班は作られ、福島第一原発事故をどのようにめいめいが取材し、
そして一本の記事となり、掲載に至るのか……。
その間、どんなことが内部でも、また外部からも起きたか等、

伺いたいことは山ほど。
お楽しみに!

2013年11月21日木曜日

11月21日

なんという時代なのだろう。
なんという政治なのだろう。
自民党の中にも、保守系リベラルな議員がいるはずであるのに。

特定秘密保護法案が今国会成立の見込み。
ジャーナリズムの報道の自由も、当然わたしたちの知る権利も
大幅に狭められる。
何を「特定の秘密」とするか、それ自体が秘密だという、
恐ろしくも呆れた法案である。
各地で反対の集会が続けられている。
民主主義そのものの崩壊を意味し、戦争への道に雪崩を打つ
この法案を決して許容することはできない。

本日も18時30分~日比谷野外音楽堂で、反対の集会が。
わたしも参加する。
都合がつくかたは、是非!

23日の「朝の教室」。
朝日新聞連載「プロメテウスの罠」を取材し、記事にし続けてこられた
編集委員・依光隆明さんを講師にお迎えしている。
この連載が始まる時、取材班の部屋のドアには、誰が書いたか
「ポチになるな」という紙が貼ってあったという話を聞いたことがあった。
本物の犬の「ポチ」には申し訳ないが、
むろん権力の「ポチ」になるなという意味である。
記事になるまで、そして記事になってからも様々なプレッシャー、
その他があったであろう。
そんなお話はむろんのこと、メディアのこれから(いまもっとも大事なテーマのひとつだ)
をお聞きで来たらと考える。

風邪でキャンセルされるかたが数名おられたので、僅かだけ空席が。
お申込みはお急ぎで。

今日は朝から仕事。
夜の集会まで、どのようにテンションをキープするかが問題。
昨夜の食事が遅く、朝は食べたくないから、お昼はしっかり食べよう。


2013年11月7日木曜日

11月7日

小雨がちの木曜日。

またもや長い間、ブログがご無沙汰になってしまった。
先週末は下館、そして福島と回ってきた。
福島には毎日でも行きたい。
けれど、行くと悲しさと憤りを
必ずさらに増量させて帰京するわたしがいる。

いまのこの時も第一原発で被曝しながら作業されているひとたち。
故郷のあの家に帰れないひたち。
大きな不安を抱きながら、そこで暮らすひとたち……。
笑顔のひとたちに出会い、目に涙をいっぱいためたひとたちに出会い……。
それでも、わたしは「帰ってくる」のだ。
朝に出た、いつもの東京に、そして家に。
ああ、と思う。

先週の「朝の教室」。講師をお願いした山口幸夫さんから
手に入りにくい二冊の本をいただいた。
『1960年代 未来につづく思想』と『戦車の前に座り込め』。
前者の表紙には、わたしの世代には懐かしい、けれど決して古びない
あの言葉が撮影(どこかの壁に記されたものを撮影したのだろう)されている

……連帯を求めて孤立を畏れず
  力及ばず仆れることを辞さないが
    力を尽くさずして挫けることを拒否する……