2014年6月28日土曜日

6月28日

早くて1日、遅くとも4日頃までに集団的自衛権の行使容認が決まると、聞いた。

これだけ多くの市民が、そして心ある首長の中からも反対の声があがっているにもかかわらず、それらの声に立ち止まることもなく、
解釈改憲は秒単位で独り歩きしはじめている6月末の週末。
まさに戦争前夜、である。

20世紀初頭、デンマークの軍人がこの地球上から戦争を絶滅させるための法案を提案したことを思う。
戦争が起きたら10時間以内で、以下のひとたちは一兵卒として
最前線に赴くという法案である。
①大統領をはじめとして元首。
②元首の16歳以上の男性親族。
③首相、大臣、次官。
④戦争に反対しなかった男性の国会議員、高位聖職者等々。
確かに戦争は上掲のものたちによってはじめられるのだから、そうしてもらおう。現実は、彼らは安全地帯にいて、最前線に送られるのは、市民の父であり、息子であるのだから。

生きている間に何度か著作をナチやネオナチに焼かれたドイツの作家であり児童文学者エーリヒ・ケストナーは『飛ぶ教室』の中で次のように記している。
……賢さをともなわない勇気は、不法だ。勇気のともなわない賢さはくだらない。世界史には愚かな人びとが勇ましかったり、賢い人びとが臆病だったりした時が、いくらもあった。(略)勇気ある人々が賢く、賢い人びとが勇気をもった時、人類ははじめて前にすすむことができる……。
一字一句暗記しているわけではないが、そんな言葉だった。
賢さは学校の「お勉強」だけで身につくものではないし、勇気と蛮勇はむろん違う。

本日土曜日は、明治公園でさようなら原発、再稼働に反対する集会が。
残念なことに、以前から決っていた仕事の関係で、わたしは参加できないけれど、熱く深い集会になることを心より!

2014年6月13日金曜日

6月13日

東京、昨日と打って変わった快晴。
朝から気温は高い。
昨日12日は日隅一雄さんの活動を記念しての「日隅一雄・情報流通促進賞」の表彰式。
大賞は、福島原発事故の被害者支援や情報発信活動などに積極的に取り組んでこられた
フクロウ・FoEチャンネルの満田夏花さん・坂上武さん
奨励賞は、平和と名護市政民主化を求める会などの活動に取り組む日野行介さん。
特別賞は、「福島原発自己東電テレビ会議 49時間の記録」をまとめられた木村英昭さんと宮崎知己さん。
秘密保全法に反対する愛知の会の活動。
選考委員も兼ねているので、チャンネル選考委員のひとりとして、
それぞれの活動に心からの敬意を表しつつ、15分のショート講演を。
この会が日比谷図書館の地下であり、それを終えてすぐ目と鼻の先の野音へ澤地さんと。

「6・12 戦争をさせない全国署名提出集会・国会包囲抗議行動」へ。
こちらでもショートスピーチ。大江健三郎さん、菅原文太さん、鎌田慧さん、香山リカさん、
菅原文太さん、法学者の樋口陽一さん、他集団的自衛権の行使容認に反対する各政党の議員さんたちも参加。
夕方から強い降りになるという天気予報がはずれてよかった。
国会包囲行動も無事終わった。
昨日は朝から仕事があり、夜までもつか? と自信がなかったが、何事もなく終了。
といっても、政情はまったく変わらず……。

14日(土)の「朝の教室」は、河野太郎さんをお迎えする。

2014年6月12日木曜日

6月12日

12日の早朝に、このブログを書いている。
本日18時30分(開場18時)~日比谷野外音楽堂で、
「6・12 戦争をさせない全国署名提出集会・国会包囲抗議行動」があります。
戦争をさせない1000人委員会」の、わたしも呼びかけ人のひとです。
今夕は、日隅一雄賞の表彰式でのスピーチと重なっていますが、抜け出して、参加します。
呼びかけ人からは、大江健三郎さんたちもご参加の予定です。
この国の、この政権の暴走を許すことはできません。

お時間、体調が許す方は是非ともご参加を。

2014年6月6日金曜日

6月6日

2011年9月にスタートした経産省前テントひろば。
1000日を迎える。
真冬も真夏も、踏ん張ってきた人々。
昨年3月、国はテントひろばの明け渡しを求める
訴えを東京地裁に起こした。
「不法占拠」という理由だ。
が、福島の人々の、この国で生きる人々それぞれが安全に、
安心して「自分を生きる権利」を「不法」に侵害し、
占拠したのは、どちらなのか。
テントひろばは「私のもう一つの故郷です」と言ったひとがおられたが、
ソローの「市民的不服従」を体現した場だ。