2014年8月15日金曜日

8月15日

8月15日早朝です。
外はまだ薄い闇の中。
終戦の日です。
69年前の今日、わたしは生後7か月の赤んぼうでした。
わたしと同級生になったかもしれない赤んぼうが
空襲で、機銃掃射で、防空壕の中で、栄養失調で、平時であったら
助かったはずの病で、どれだけいのちを断たれたことでしょう。
この国でも、戦争をしたどの国でも、
死んでいった子どもは、わたしだったかもしれないのです。
 
自分自身の人生を、「生ききる」ことの意味を考えています。
 
子どもの寝顔を見つめよう。
安心しきったあの寝顔を。
唇の端に、かすかな笑みを留めた寝顔を
全身で笑い、全身で泣く子の今日を、明日を、
大人たちが奪ってはならない。
ひとりひとりの子どもが、
充分に自分を生ききる権利を、
かつての子どもである
わたしたちが侵してはならない。
 
いま、秘密保護法のパブコメをやっています。
24日が締めきり。
この法律が施行されると、反原発や反基地の活動、
権力に異議申し立てをする、およそすべての活動が
不自由になり、他大な影響があります。
 
以下、拡散希望のメールから。
「……政府がパブコメの対象としている運用基準で何とかなるようなレベルの法律では
ありません。
日弁連のHPに文例が載っているので、ご参考を。
秘密保護法廃止実行委HPにも例文集が載っています。
http://www.himituho.com/

みんなで工夫して、パブコメをたくさん出して、秘密保護法の廃止を求める声が
大きいことを広く訴えよう」 
 
原発と新しいエネルギーを考える朝の教室は、
この8月、50回目を迎えます。
むろんこれからも続けますが、こういった会だって、
チェックの対象にならないと、誰が保証できるでしょう。
50回を記念した朝の教室は、「夕の教室」に。
東京ウィメンズプラザで、三宅洋平さんをお迎えして。
詳しくはクレヨンハウスのホームページを。

http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/Morningstudy.aspx

2014年8月12日火曜日

8月12日

お盆休みで、久しぶりにゆったりとした時間を
過ごしておられるかたもおられるでしょうが……。
既にご存知のこととは思うが、
11日、東京電力は福島第一原発
1号機~4号機までの原子炉建屋周囲の井戸等から地下水をくみ上げ、
放射性物質の濃度を減少させた上で、
海に放出する計画を原子力規制委員会に提出。
汚染水が増え続けている現状への対策だという。
が、これもご存知のように、
地下水に含まれるセシウム、ストロンチウム等の
放射性物質の濃度を低下させることはできたとしても、トリチウムの濃度を減らすことはできない、と聞いている。
それらについて、当局はどう考えているのか。
地元の漁業関係者の不安は底知れないことと思う。
「海に放出」といっても、いったい、
「海」は誰のものなのか?
一企業や一国家が、
「海に放出」と決める権利があるのか。
集団的自衛権をもってしても、この国は世界から「敵」とみなされるようなことばかりを
実行している。
ずっと以前に新聞の投書欄に掲載されていた言葉、
「あれは汚染水ではなく、被曝水だ」という、
どなたかのやむにやまれる言葉を思い出す。

原発と新しいエネルギーを考えるクレヨンハウス朝の教室
50回目を迎える8月は、三宅洋平さんを講師にお迎えして、8月27日(水)18時30分~
東京ウィメンズプラザで。
若いひとたちも是非、ご参加を。

2011年、福島第一原発の事故の直後からスタートしたこの朝の教室
朝9時からという条件下で、けれど大勢のかたがたが、それも連続して参加してくださっっている。
吹けば飛ぶような一零細企業が、
「主旨には賛同だとけれど、そんなことして大丈夫?」
そんな声もいただいた。
「向かい風には慣れてるもんね」とわたし。
無事、50回目を迎えることができたのは、
受講生のかたがたの学びたい熱意と、
講師の方々の伝えたい思いがあってからこそ。
改めて、今後ともよろしくお願いいたします。

2014年8月10日日曜日

8月10日

昨日9日は長崎の原爆犠牲者慰霊平和記念式典だった
6日は、広島に向かう準備で、
後追いで記事を読むしかなかったが、昨日はテレビの前。
田上富久市長の平和宣言の中、
集団的自衛権の行使容認について、
政府に「不安と懸念の声に真摯に耳を傾けること」を要求した。「懸念」という表現は弱すぎるではないかという声もあるが、
政府と自民党主導の市議会を考えると、
精一杯の声明だったかもしれない。
被ばく者代表の城台美弥子さんの平和への誓いは、
事前に準備した原稿にはなかった文言も入ったと
今朝10日付けの東京(中日)新聞が報道している。
「出席した政治家たちを見て、黙っていられなかった」
と城台さんはおっしゃっている。
……いま、進められている集団的自衛権の行使容認は、
日本国憲法を踏みにじる暴挙です。
日本が戦争をできるになり
武力で守ろうというのですか?
武器製造、武器輸出は戦争への道です。
いったん戦争が始まると、戦争は戦争を呼びます。
歴史が表明しているではないですか。
日本の未来を担う若者や子どもたちを
脅かさないでください……
 
平和のための思想と姿勢とは到底思えない、
現政権の「積極的平和主義」。
1942年、アメリカ合衆国の法学者が「消極的平和」と
ワンセットで唱えたという「積極的平和」という言葉と概念。
そしてノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥングが、
「戦争のない状態」を消極的平和とし、
積極的平和とは、戦争がないという状態だけではなく、
「貧困」やあらゆる「差別」等、
「社会的構造から発生する暴力がない状態」と定義。
平和学に限らず、
多くのわたしたちが考える「積極的平和」とは、
そういうものだ。
 
戦争がないことだけが平和なのではない。
あらゆる差別や格差、暴力と呼ばれるものの一掃こそ、
平和な暮らしの基本である……。
ずっと以前から、微力ながら言い続けてきたが、
この国は真逆の意味の
「積極的戦争主義」に向かっているような。
 
間もなく終戦の日。
次の、そのまた次の世代に、
戦争と平和を伝える拓かれた言葉をわたしたちは見つけたい。

2014年8月9日土曜日

8月9日

台風が近づいているせいか、
暑さが少し遠のいた土曜日。
お元気ですか?
元気でいてください。
でも、いつも元気なんて嘘、だよね……
などという言葉で始まる連載を遠い昔に
書いたことがあります。
 
今日6日は長崎に原爆が投下された日。
市長のどのような平和宣言がされるか
しっかり五感を研ぎ澄ませておこうと
(いまはまだ早朝)思います。
 
以下、拡散希望のお報せです。
 
川内原発現地で、九州各地の皆様のご協力で、
以下の集会を企画しています。
とにかく、川内原発再稼働ストップを
成功させなくてはという思いです。
全国の皆様にお知らせください。
1.    日時:831日(日)13:00~
2.    会場:鹿児島県薩摩川内市 川内駅西口前広場
  スケジュール
  川内集会13:00~
  デモ行進14:00~
  戸別訪問14:30~
  原発現地17:00~
3.    ストップ川内原発再稼働8.31九州・川内行動
   ~ストップ川内原発再稼働9.28全国集会 前段行動~
4.    主催: 原発いらない!九州実行委員会
協力:ストップ再稼働3.11鹿児島集会実行委員会
川内原発の再稼働をストップすることが、
全国の原発再稼働ストップにつながります!
皆さま、ぜひ、川内原発現地に集合してください!

7
16日、原子力規制委員会は、
川内原発が新規制基準に適合した
という審査書案を発表しました。
田中規制委員長は、
新規制基準合格は、
安全を証明するものではないと
何回も繰り返していますが、
伊藤鹿児島県知事も岩切薩摩川内市長も、
新規制基準合格なら安全性の証明だと豪語し、
再稼働に同意する様子です。
福島原発事故の教訓の一つである
原発災害の避難計画は、
再稼働の条件にもなっていません。
何よりも、福島原発事故の原因も究明されず、
汚染水問題、被災者の苦しみが続いている中での
 
再稼働は許されません!
川内原発現地の市民自主アンケートによると、
住民の85%は再稼働反対です。
しかし、議会では、80%以上が再稼働賛成です。
私たちは、この集会で、戸別訪問を行い、
住民の良心に訴えることにしました。
住民1人ひとりが、勇気をだして、
市長と議員たちに直接ハガキで、
ふるさとを守る思いを伝えることで、
再稼働ストップにつなげたいのです。
夏休み最後の日曜日、831日にぜひ、
川内駅前にお集まりください!
再稼働反対の声を出しにくい住民を励ましてください!
川内原発再稼働をストップするため、連帯しましょう。

2014年8月7日木曜日

8月7日

8月も今日は7日。
昨日、6日は広島に行きました。
広島に原爆が投下された日に
平和と反戦の思いを共有しようという集会。
女性たちが多い会でしたが、なんと!会場で、
秋田明大さんにお目にかかりました。
若いかたたちはご存知ないかもしれませんが、
全共闘のシンボルとも言われた彼です。
車の整備工場をされていることは知っていたのですが。
あの頃の「団塊の世代」。それぞれ、どこでいま、
集団的自衛権行使容認の政治を
見ているのでしょう。

広島に行く前は、恒例のクレヨンハウス夏の学校2014
長谷川義史さんや角野栄子さんたち、いわゆる
子どもの本に係る方々の他に、ゲスト講師として
99歳のジャーナリストむのたけじさん、
倉本聰さん、松本市長で医師でもある菅谷昭さんも
お招きしました。
どの講義も熱のこもった素晴らしいもので、
たくさんの宿題も。

毎月行ってきた「朝の教室」。
50回を迎える8月の講師は三宅洋平さん。
いつもはクレヨンハウスで朝9時スタートですが、
50回記念の講演は、近くのウィメンズプラザで18:00開場。
今まで講師をされた方々もお招きをしました。

外に出ることが続いて、
ちょい疲れ気味ではありますが、
自分との約束を確認し、確認させられる8月。
猛暑が続きます。
皆様、ご自愛を!