移動中の車中で、このブログを書いている。
わたしたちひとりひとりの人生を大きく揺るがす
安保法案が昨16日、衆院本会議を通過した。
彼らのシナリオ通りであり、別に驚きはしないが、
酷過ぎる。
この国の民主主義は、立憲主義はとっくに
殺されていたのか。
国会の「内」と「外」では、こんなにもとらえ方が違うのか。
眠れない。
これほど多くのひとが反対をしているのに。
反対、拙速という意見書を提出した市議会なども
増えているのに。
違憲だよ、成り立ちからすべて。
戦後の七十年を、「戦前」に変える法案に反対しつつも、
昨夜は仕事で国会前には行けず、22時30分過ぎに
クレヨンハウスに戻った。
夕食をこれから作る気力もないまま、地下の広場に。
台風11号の激しい風雨の中、国会の抗議行動に
参加した人たちは無事か。いろいろなことを考えながら
遅い夕食をとっていると、奥の席で食事をとっておられた3人の
若者(わたしからすれば、ほとんどすべてが若者だが)の
おひとりから声をかけられた。
抗議行動の帰りだという。
3人とも30代。それぞれ大学は違うが、若い学生さんたちと
向かい合う教師をされているという。
「悔しくて」
「許しがたい」
「奨学金制度を利用している学生たちがそれをたてに、
戦争に駆り立てられる可能性があるのではないか
……、そう思うと、居ても立ってもいられなくなって」
「実は昨夜も学生たちと来たんです」
このところ毎晩のように抗議行動に参加されているという。
わたしも明日は国会周辺の抗議デモに参加する。
デモをしてどうなるの? そんな冷めた声もあるが、
「どうなるか」わかった時だけ、抗議するのか?
そんなケチな生き方したくはねーよ。
明日9時~は、恒例のクレヨンハウス「朝の教室」
講師は孫崎 亨さん。
参議院に移ったこの矛盾だらけ、危険だらけの法案に
反対する原稿をずっと書いておられて、わたしも愛読していた。
政権与党の国民へのこの侮辱的な暴挙と、わたしたちは
今後いかに闘うか。いかに対峙したらいいか。
ご一緒に考えたい。いつもにもまして会場とのやりとりも
より活発になることだろう。
わたしたちが安保法案反対と声をあげている間隙を縫うように
原子力規制委員会は、四国電力伊方原発3号機が
新しい規制基準を満たしているとする「合格」を決定。
夜陰乗じて、だ。
わたしたちひとりひとりには、まっとうに闘う理由がある!