2015年1月16日金曜日

1月16日

1月16日。今日の東京、昼間は比較的暖かだった。明日あたりから、寒さが戻るようだが。
明朝はジェームス三木さんを講師に迎えての、クレヨンハウス「朝の教室」。
この1月で55回目を迎える。かなり遠くから参加されるかたもおられる。
防寒の準備、どうかお忘れなく。
今日は午後から夜まで、クレヨンハウスでいろいろな取材を受けていた。
言葉って大事だな、と改めて考える瞬間が幾度もあった。
ある考えを表わすのに、どんな言葉を、どんなフレーズを選択するか。いつもそのテーマを突き付けられる。
朝の教室でも、その後にある「女たちの平和」の抗議行動でも、同じことを考えるに違いない。
脚本家はどんな言葉を選び、どんな言葉で講演をされるのか。
テレビドラマや映画、舞台を通して、「言葉で何が可能か」というテーマと長年にわたり
対峙されてこられたジェームス三木さん。
どんな言葉で脱原発を、憲法のかけがえのなさを、最近の世相を語られるか……。
「インフルエンザでやむなく、明日は欠席します。すっごくこの日をたのしみにしていたのに、残念無念です」。
高熱の中で電話をくださったあなた。どうかお大事に。
「朝の教室」を受講されるかたがたは、参加取り消しの場合も、とても丁寧なご連絡をくださる。感謝、です。ご自愛を。

朝の教室」の後は、以下の抗議行動が。
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(「女たちの平和」のホームページより借用)

♥赤い物を身につけて国会を包囲しましょう

アイスランドで女性が立ち上がった“ レッド・ストッキ ングの戦い” の史実に思いを重ねて。

2015年1月17日(土)13:00~15:00
国会をヒューマンチェーンで包囲します
①14:00 ②14:20 ③14:40 ④15:00 

赤いものを身につけて、国会を包囲しましょう!
コート、セーター、パンツ、マフラー、帽子、もちろんストッキングもOK!

真紅のセーター、持っていたはずだけどな。どこいったん。紅のマフラーも、どこいったん。
例によって整理整頓まるで苦手なわたしは、深夜にごそごそ始めるに違いない。
明日は夜遅くまで、きわめてハードなスケジュールが続く。
ほんとは早くベッドにダイブしたいところだが。
このところ愛聴している、バーブラ・ストライサンドのデュエットCD『パートナーズ』を
聴きながら、さ、あとひと踏ん張り!

女たちは人を殺し、殺し合うのは嫌いです!
よその国の戦いに加わりません!
憎しみと戦いを拡大させません!
女たちは、集団的自衛権の行使を認めません!

アイスランドで女 性が立ち上がった“ レッド・ストッキ ングの戦い” の史実に
思いを重ねて。

☆女たちからのレッドカードを!☆

*行 動:2015年1月17日(土)13:00~15:00
国会をヒューマンチェーンで包囲します
①14:00 ②14:20 ③14:40 ④15:00

赤いものを身につけて、国会を包囲しましょう!
コート、セー ター、パンツ、マフラー、帽子、もちろんストッキングもOK!

2015年1月15日木曜日

1月15日

117()、お天気が不安ですが、
「女の平和」集会。
開会は13:00
国会をいかなる暴力にも反対し、平和を希求する
人間の鎖で包囲します。 
13:00?14:00 挨拶とリレートーク。
その後、①14:00②14:20③14:40④15:00の4回、国会を人間の鎖で包囲します。
男性の参加も「もちろん大歓迎」だそうです。
ひとつだけ赤いものを身に着けて。
赤い洋服がないので、赤い手袋を買いました、わたし。

国会包囲の前に、わたしたちは朝の教室
既にご案内のように、講師はジェームス三木さん。
この憲法が危うい時代をどう拓いていくことが可能なのか。
ジェームス三木さんの、映画にもなった『渡されたバトン』。
本書の後書きにある、ジェームス三木さんの以下の言葉が
心に刺さる。
……人類は、人類自身が思っているほど、賢くはない。

わたしたちは賢くなりたい。
賢さとは、痛みに対する想像力ではないだろうか。
阪神淡路大震災から20年になる17日。
ご一緒に考えましょう!

2015年1月13日火曜日

1月13日

佐賀県の県知事選の結果、
政権与党が候補としたひとを破り
「佐賀県のことは佐賀県が決める」と
断言した候補が4万票の差で勝利した。

思い出してみよう。
滋賀県の県知事選では「卒原発」の候補が勝利。
そして沖縄では、「オール沖縄」が圧勝した。
「自分たちのことは自分たち市民や県民が決める!」
それが、当たり前の基本だ。
そして原発もまた。

1月17日の「朝の教室」。
「原発にさよならした町」(帯より)、新潟巻町を
テーマにした『渡されたバトン』を書かれた、脚本家であり
作家のジェームス三木さんが講師です。
市民のための、市民の社会と政治に向けて、
しっかりとバトンを受け継ぐ、今年最初の「約束の日」にしよう。
朝の教室のあとは、女たちの平和に向けての抗議行動。
すでに多くのかたがご存知だとは思うが、
詳しくは明日にでも。
帽子でも小物でも何かひとつ赤いものを身に着けて
ご参加を。
赤いものがないわたしは、赤い手袋をセールで購入。
抗議の色としての、レッドストッキング運動については
これも明日にでもご報告。
出る時間になってしまった。それでは、また!

2015年1月10日土曜日

1月10日

東京は快晴の土曜日。
2015年も10日目を迎えた。

来週の土曜日、17日の「朝の教室」の
講師は、脚本家で作家のジェームス三木さん。

1969年春、新潟県の巻町。
……「原発誘致」をめぐる電力会社、地元業者、住民の人間模様を実話をもとに書き下ろす。
原発のない未来ーーバトンを子ども達に手渡すために!……。
ジェームス三木さんが書きおろされた『渡されたバトン…さよなら原発』は映画となり、全国で上映され続けている。
本書の後書きで、ジェームスさんは記される。
……政府がこだわる経済成長と国土防衛は、昭和初期の「富国強兵」と同じだ。
歴史上の戦争を分析すると、権力者は国を守るといいながら、国民を守ってはいない。
戦争になれば前線に駆り立て、負ければ見殺しにする。(中略)実は人類こそが、
紛れもない絶滅危惧種であることに気づいていない……。

「バトン」を受け取る側の顔を思い浮かべながら、新しい年を丁寧に重ねたい。
さあ、今年も勉強をするぞ!
みなさんもごいっしょに。

2015年1月6日火曜日

1月6日

2015年がはじまった。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
少しでも深い呼吸ができる、この1年にしたいと心から思います。
新しい年を迎えるたびに、「あけまして おめでとう」と言えなくなって、
4度目の年のはじめ。
3・11以降、どうしても「あけまして、おめでとうございます」を素直に言えない
わたしがいる。

去年もいろいろなことがあり過ぎるぐらいに、あった。
7月には集団的自衛権の、姑息な閣議決定。

連続した土砂災害、御嶽山の噴火、
沖縄知事選(「オール沖縄」がいかに勝利を手にできたか、「朝の教室」でもいつか講師を
お迎えしたいと計画している)、
長野県北信地方の地震、そして、あれだけの争点を有しながら「経済」という言葉に
くるりとラッピングされてしまった解散総選挙。
そして特定秘密保護法の施行。暮れには各地が大雪に見舞われている。
ひとりひとりの市民の「小さな声」が、ますます周辺に追いやられる時代が到来している。

2015年1月17日(土)55回目を迎える「朝の教室」の講師は、脚本家で作家の
ジェームス三木さん。
映像でもたくさんの作品に、わたしたちは接してきた。
『けものみち』、『澪つくし』、『父の詫び状』、『存在の深き眠り』、『憲法はまだか』等々。
ジェームス三木さんにご講演をお願いしたいと考えたのは、暮れの選挙直前に新聞に掲載された、総選挙を前にしたインタビュー記事からだった。

平和と人権を軸に、最後まで諦めない、と述べられた言葉がとても心に響いたからだ。
1935年旧満州奉天で生まれておられるから、今年80歳になられずはず。
2013年には映画『渡されたバトン さよなら原発』の脚本を書かれている。
舞台の『真珠の首飾り』は、日本国憲法の起草にかかわられた
ベアテ・シロタ・ゴードンさんを主役にした物語だ。
ベアテさんは2012年12月に亡くなったが、来日されるたびにお目にかかってきた。
そのベアテさんと土井たか子さんたちとご一緒に、5月のとてもよく晴れた
気持ちのいい午後、クレヨンハウスのアウトテリアで遅いランチをご一緒して、
憲法について話し合った日々を思い出す。
土井さんも、もういらっしゃらない。

ジェームス三木さんが脚本を書かれた『真珠の首飾り』の中で、
ベアテさんに扮した女性は次のように語っていたはずだ。
記憶で書いているので、細部については自信がないが(と、威張っちゃいけない)。
……もしもわたしが、日本国憲法だったら、たぶんこう言うに違いない。どうかわたしをお払い箱にしないでください。どうか私を守ってください。それを決めるのは、日本の国民です。主権をもったあなたです……。

『真珠の首飾り』というとわたしはグレン・ミラー・オーケストラの、あの懐かしい曲を思い出すが、ジェームス三木さんは憲法を「108粒の真珠になぞらえた」とどこかで
書いておられたか話をしておられた。