「re」という接頭語が、英語にはあります。「……し直す」という意味です。
3.11以降に生きるわたしたちは、わたしたち自身のくらしを考え直し、
捉え直し、見つめ直し、構築し直すことが必要ではないでしょうか。
まさに、いま「まだ、まにあうのなら」。
2015年6月26日金曜日
6月26日
小雨がちの金曜日。
しなやかな枝先に、薄い紫と水色の
水彩絵の具を混ぜ合わせたようなルリマツリ
(ブランバコとかブランバーコとも呼ぶらしいが)
が咲いている。
国会は戦後最長の95日間の延長。
日刊ゲンダイによると、国会を1日開くと、かかる費用は2億円とか。
どうして、そんなにかかるのか?
単純に計算して、いくらになるのだ?
そうして通すのが、憲法学者の大半が「違憲」と主張する
安保法案をはじめとしたものばかりだ。
少々疲れが出たせいか、
ここ2日ほど家でおとなしく養生していた。
24日の国会周辺の抗議行動に参加できなかったのは
なんとも無念だが、
「今日で終わるわけじゃないでしょ。何かに従うのは
嫌いなあなたでしょうが、今回だけは身体の声に従いなさい」
仲間たちの温かな言葉に、おとなしめの2日間を過ごし
家で原稿を書いていた。
明日からは再始動開始。もう大丈夫。
明朝のクレヨンハウス恒例の「朝の教室」。
講師は弁護士の河合弘之さん。
脱原発の活動に「人生を賭ける」とおっしゃり、
「弁護士だからできるその活動に訴訟がある」と位置付けて、
初監督の映画「日本と原発」も完成。
パワフルなお話に、わたしたちも元気になろう!
明朝には七夕の笹も準備できる。
短冊に、あなたは何と書く?
なんとなく想像できるけれど。
それでは明日!
2015年6月21日日曜日
6月21日
昨夜は九州から帰京。久しぶりにチェルノブイリ原発事故のあと、『まだ間に合うのなら』を刊行され、警告を発してくださった甘蔗珠恵子さんとお目にかかることができた。控室で小一時間のおしゃべり。怒りをこめてでありながら、楽しかった。心通じるひととと分かち合う時空は、そこで話すテーマが何であっても、充実感がある。夕方、福岡空港から羽田へ。そのままクレヨンハウスに直行。月一で主催している「子どもの本の学校」で講演をしてくださった
詩人ねじめ正一さんのおつかれさま会に途中から合流。お母さまの介護など大変なことを背負いながらも、
いつもひょう然としておられるねじめさん。土曜日の夜なので、レストランも混んでいて、「うちも店をやってるから、お客の入りが気になるんですよね。
大勢のお客さんがいて、なんだか嬉しいです」新しい絵本も今年は刊行されるとか。楽しみ!
講演を聞けなかったのは残念だけど、お話ができて、よかった。一緒に参加された、ねじめさんと長いおつきあいがあるという出版社のかたの娘さん。真っ直ぐな視線が眩しい中学生だった。彼女たちの明日から少しでも曇りや陰りを掃き出さなくては、と改めて考える。
24日(水)は、国会周辺での抗議行動。27日(土)の「朝の教室」の講師は、原発NOの裁判でパワフルな活動をし続けておられる弁護士の河合弘之さん。さ、今日もこれから東京を離れる。15日から咲き始めた朝顔を午前中いっぱい眺めていたい気分だけれど。
2015年6月19日金曜日
6月19日
東京は小雨の金曜日
午前中にいくつかの仕事をすませ、14時にクレヨンハウスに。
先週はじめまでは満開だった30数本の百合が
すべて花期を終えて、来年のこの季節までバックヤードでひとやすみ。
数年前までは6月半ば頃から7月末まで咲いていてくれたような気がする。
季節も明らかに前のめりになっている。
爆発的噴火や継続する地震。ゲリラ豪雨の被害も各地で報告されている。
福島第一原発はどうなっているのだろう。刻々と変わる状況もあるはずだが、
多くのわたしたちは、東電の発表と、それを報じるメディアのニュースを接するしかない。
集団的自衛権をはじめとして安保関連法案に反対する市民の抗議活動も映像では
ほとんど報道されない。
ニュースにならなければニュースではないという、この事態を、どう開けばいいのだろう。
むろんネットをはじめ、ニューメディアも存在するが、わたしたち世代が慣れ親しんできた
既成のメディアにも、頑張ってほしいと願うのはもはや贅沢なのか?
ジャーナリストもキャスターも、コメンテーターもまずは一市民であるところから
立っていただきたい。
安保法制と派遣法改悪は同根のものである。非正規の若者が増えることは、
「戦争ができる国」の「明日の兵士」を増やすことではないだろうか。
米国では、軍隊に「就労」する若者の多くは、貧しい家庭の出身であると言われている。
来週の土曜日「朝の教室」の講師は弁護士の河合弘之さん。
午前中にいくつかの仕事をすませ、14時にクレヨンハウスに。
先週はじめまでは満開だった30数本の百合が
すべて花期を終えて、来年のこの季節までバックヤードでひとやすみ。
数年前までは6月半ば頃から7月末まで咲いていてくれたような気がする。
季節も明らかに前のめりになっている。
爆発的噴火や継続する地震。ゲリラ豪雨の被害も各地で報告されている。
福島第一原発はどうなっているのだろう。刻々と変わる状況もあるはずだが、
多くのわたしたちは、東電の発表と、それを報じるメディアのニュースを接するしかない。
集団的自衛権をはじめとして安保関連法案に反対する市民の抗議活動も映像では
ほとんど報道されない。
ニュースにならなければニュースではないという、この事態を、どう開けばいいのだろう。
むろんネットをはじめ、ニューメディアも存在するが、わたしたち世代が慣れ親しんできた
既成のメディアにも、頑張ってほしいと願うのはもはや贅沢なのか?
ジャーナリストもキャスターも、コメンテーターもまずは一市民であるところから
立っていただきたい。
安保法制と派遣法改悪は同根のものである。非正規の若者が増えることは、
「戦争ができる国」の「明日の兵士」を増やすことではないだろうか。
米国では、軍隊に「就労」する若者の多くは、貧しい家庭の出身であると言われている。
来週の土曜日「朝の教室」の講師は弁護士の河合弘之さん。
2015年6月14日日曜日
6月14日
沖縄から帰京して以来、「沖縄」が頭の真ん中に
住みついている。
辺野古新基地建設に反対して、キャンプシュワブの前で
静かに抗議のシットインをしていた50代の女性。
長い間、保育士をされていて、なんと、
クレヨンハウスの月刊育児雑誌「クーヨン」を
ずっとお読みいただいていたということ。
日曜の夕方であったせいか、キャンプも静かで、
そんな話ができるようなゆったりとした空気がそこにはあった。
「各地から応援のかたがたが次々にいらっしゃってくださるのは
嬉しいのです、とても感激するし、歓迎します。
でも、大事なことはそれぞれのかたが、それぞれの地元で、
政治を変えていくこと。
だから、選挙は絶対棄権しないでください、と心からお願い
したいです」
帰京してから、バタバタと日々が過ぎ、
7月末には刊行予定の単行本のまとめに。
『三匹の犬と眠る夜』という連載時のタイトルとなる模様。
週末土曜は仙台へ。憲法と集団的自衛権の話を。
今日、日曜も講演で、東京を離れる。
沖縄でのあれこれが心の真ん中にあるせいで、
疲れてはいるけれどやたらテンションが高い、
この一週間だった。
住みついている。
辺野古新基地建設に反対して、キャンプシュワブの前で
静かに抗議のシットインをしていた50代の女性。
長い間、保育士をされていて、なんと、
クレヨンハウスの月刊育児雑誌「クーヨン」を
ずっとお読みいただいていたということ。
日曜の夕方であったせいか、キャンプも静かで、
そんな話ができるようなゆったりとした空気がそこにはあった。
「各地から応援のかたがたが次々にいらっしゃってくださるのは
嬉しいのです、とても感激するし、歓迎します。
でも、大事なことはそれぞれのかたが、それぞれの地元で、
政治を変えていくこと。
だから、選挙は絶対棄権しないでください、と心からお願い
したいです」
帰京してから、バタバタと日々が過ぎ、
7月末には刊行予定の単行本のまとめに。
『三匹の犬と眠る夜』という連載時のタイトルとなる模様。
週末土曜は仙台へ。憲法と集団的自衛権の話を。
今日、日曜も講演で、東京を離れる。
沖縄でのあれこれが心の真ん中にあるせいで、
疲れてはいるけれどやたらテンションが高い、
この一週間だった。
2015年6月7日日曜日
6月7日
旅先で、ブログ用の文章を書いている。
東京を発つ前は、単行本のまとめ(遅れている)にヘロヘロ。
ようやく旅立てた。
へろへろだけれど、三人の憲法学者が
今回の安保法案に「違憲」と述べたことは快挙、だ。
むろん、当たり前のことではあるが。
この「違憲発言」がどれほどの影響をもち得るか……。
注視したい。
政権与党からの参考人も、「違憲」と判断したのには、
苦笑しつつ、よーしっ、だが。
東京を発つ前は、単行本のまとめ(遅れている)にヘロヘロ。
ようやく旅立てた。
へろへろだけれど、三人の憲法学者が
今回の安保法案に「違憲」と述べたことは快挙、だ。
むろん、当たり前のことではあるが。
この「違憲発言」がどれほどの影響をもち得るか……。
注視したい。
政権与党からの参考人も、「違憲」と判断したのには、
苦笑しつつ、よーしっ、だが。
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