2011年8月20日土曜日

8月20日

19日は豪雨の羽田を飛び立って、九州飯塚へ。
人権についての講演会。
人権とは誰の「足」も踏まない、誰にも自分の「足」を踏ませないこと。
この場合の「足」とは、ひとが、ひととして等しく生きる上での「尊厳」そのもの………、
と解釈している。
が、ひとの尊厳そのものがかくも容易に踏みにじられる社会であり、時代である。
「円高・人間安」の時代は続くのか。
最終便で、九州から帰京。
わが家に一泊して、白樺湖の湖畔へ。
湖畔に点在する宿に滞在している福島からの大勢のご家族に
向けて、話を。
「HUG&READ」に全国から寄せられた絵本たちは、
彼らの手にもしっかり届いている。
しかし、しばし郷里を離れ、3・11以降の「フクシマ」から
束の間、解放された彼ら彼女たちに、どんな言葉で話ができるのか。
どのような言葉で「いま」という時を分かち合えるのか。
正直、迷いに迷っている。