2011年8月27日土曜日

8月27日

朝から今日はフル回転。
後藤政志さんの朝の教室でのご講演で、一日が始った。

原子炉の技術者として順風満帆に思えた日々のなかに、
忍び込んだ豆粒ほどの疑問が徐々に大きくなって、
2007年にはすでに、週刊誌などで、
この国の原子力発電について疑問を呈するように。
いくつかのペンネームを駆使しての告発。
そうして、今回の福島第一原発の事故を契機に実名での告発を。
ひとりの人間の人生を縦軸に、
原子炉の仕組みを横軸にわかりやすいお話しを。

函館や名古屋から参加された受講生もいらっしゃった。
後藤さんたちと早めのランチをクレヨンハウスですまし、
後藤さんたちは、午後一番で始まる、
田中三彦さんと小出裕章さんの講演会へ。
これから、私たちも参加します、という受講生も多くおられて、
彼女たちを見送ったあと、わたしは、九州からのお客さま、
摂食コミュニケーションネットワークの主催者の女性たちと歓談。

それから、国際フォーラムへ。こちらも各地から集まった
ホスピスで働く医療従事者のかたがたへ、
母の介護の日々から見えてきた医療、特に緩和ケアについての話を。
それを終えて、関西に。
長かった一日の終わりに、いまホテルで、このブログを書いている。
原子力発電も、緩和ケアも、命、というキイワードで、ひとつに結びつく。
自らのものでも、他者のものでも、何を最も尊ぶかで、人生の景色は違ってくる。