2013年10月6日日曜日

10月6日

気持ちのいい秋晴れの北の国。
コスモスが咲き乱れ、ナナカマドが深紅の実をつけている。
昨日は、ニセコで講演。
つるべ落としの夕暮れの中、千歳にあるホテルへ。
今日は恵庭市での講演。
朝一番に北海道新聞を開いたら、小出裕章さんの写真が目に飛び込んできた。
九月に札幌であった講演会の紹介の記事だ。
止められない汚染水。原子力に未来はない、という趣旨の講演だった。
同じ本日付けの一面には、
福島第一原発で4か月作業をした札幌の男性(55)が、がんを併発。
原因は放射線被ばくにあるとして、労災申請をしたという記事が。
汚染水は事故からずっと流れていたし、今も状況は変わっていない。
これからも、どれほど多くの人が、
この国の命運を追って、現場ではたらきつづけることになるのだろう。
北海道といえば、270箇所のレールの異常が発見されたのは、つい最近のこと。
JRも、民営化=利益の追求優先、という循環のなかで、生じた事件ではないだろうか。
確かなことは、この国に存在したあらゆる安全神話は、
内側から崩壊した、というか、
国民のための安全を考える組織は存在しないということか。