小雨がちの木曜日。
またもや長い間、ブログがご無沙汰になってしまった。
先週末は下館、そして福島と回ってきた。
福島には毎日でも行きたい。
けれど、行くと悲しさと憤りを
必ずさらに増量させて帰京するわたしがいる。
いまのこの時も第一原発で被曝しながら作業されているひとたち。
故郷のあの家に帰れないひたち。
大きな不安を抱きながら、そこで暮らすひとたち……。
笑顔のひとたちに出会い、目に涙をいっぱいためたひとたちに出会い……。
それでも、わたしは「帰ってくる」のだ。
朝に出た、いつもの東京に、そして家に。
ああ、と思う。
先週の「朝の教室」。講師をお願いした山口幸夫さんから
手に入りにくい二冊の本をいただいた。
『1960年代 未来につづく思想』と『戦車の前に座り込め』。
前者の表紙には、わたしの世代には懐かしい、けれど決して古びない
あの言葉が撮影(どこかの壁に記されたものを撮影したのだろう)されている
……連帯を求めて孤立を畏れず
力及ばず仆れることを辞さないが
力を尽くさずして挫けることを拒否する……