明日19日土曜日の「朝の教室」。
講師の白井 聡さんは、石橋湛山賞等を受賞された、
話題の一冊『永続敗戦論』のエピローグで、
次のようにガンジーの言葉を引用されています。
……あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられない
ようにするためである。(ガンジー)
3.11以降、白井 聡さんは「この言葉」に支えられてきたと記しておられる。
「この言葉を実践している有名無名の少なからざる人々の姿は、私に勇気をあたえてくれる。
『侮辱の中に生きる』ことは、『世界によって自分が変えられる』ことに他ならない。
私はそのような『変革』を断固として拒絶する」
心より同感!だ。
最後に白井さんは書いておられる。
「私が本書を読む人々に何かを求めることが許されるとすれば、それは、
このような『拒絶』を共にすることへの誘いを投げ掛けることであるに違いない」
白井さんから投げかけられる言葉に、むろんガンジーの言葉に、
応えようではないか。
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第76回 白井 聰さん(政治学者)
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