柄にもなく、体調を崩した10日間。
本当に、こんなに「怠る」が続いたのは、久しぶりだった。
風邪は酷くなるし、声は出しにくいし、下を向くと鼻水ツツ、といった按配。
微熱も続き、ダルさに参った日々。
仕事は休まずにやっていたけれど、帰宅すると、お風呂に入り、
遅らせられない原稿をせっせと書いて、そのままベッドにダイブ。
そんな日々が続いていた。
今朝は快晴。気持ちのいい秋晴れだ。
しっかりと玄米の朝ご飯を食べて、よーし、元気回復!
しかし、今朝の東京(中日)新聞一面の記事は……。
東京電力は昨26日、柏崎刈場原発の6・7号機の再稼働に向けた申請を、
今日午前にすると発表した。
このところ東電と対峙し、反対してきた新潟県知事も、
条件付きではあるが、申請容認。
条件とは、フィルター付きのベント設備を使う場合は、
地元の事前了解を得る、ということだ。
新しくなった規制基準においては、
前掲のフィルター付きベント設備の設置は不可欠ではあるが、どうなることか。
9月15日夜から、この国では原発は一基も稼働していない。
なんと気持ちのいいことか。
一基も稼働してなくとも、あなたの家の、我が家もそうだが、
冷蔵庫は止まっていないし、電気はつく。
いまもってだだ漏れ状態の汚染水。
東京オリンピックがある2020年には、どうなっているのか。
海への汚染はさらに広がっているという専門家の意見を、この国はどう聞くのか。
「結局、私たちは切り捨てられたのです」という福島の知人からのメール。
幾度、「棄民」を繰り返せば気が済むのか、この国は。
ダルさにかまけた10日間。
たまりにたまった各地からの資料に丁寧に目を通そう。
今日は、一月から始まる新しい連載の打ち合わせと取材が三つ。
久しぶりにクレヨンハウスのアウトテリアで、
太陽を全身に浴びた。
不安この上ない、「だだ漏れ汚染水」についての「朝の教室」。
10月27日(日)、原子力情報資料室の山口幸夫さんが講演をしてくださる。