ブログを更新しないまま、一体どれくらいが経ったのでしょう。
すみません。一重にわが怠慢ゆえ、です。
83回目を迎えた毎月一回の「朝の教室」。
6月17日の講師は、ドリアン助川さんです。
作家であり詩人であり、道化師でもあるドリアン助川さん。
『あん』を拝読し、映画化された『あん』を観たのは去年の夏でした。
ハンセン病の元患者を映画では樹木希林さんが演じておられ
ましたが、ひとが他者をどのようにして理解していくのか。そして
他者を受け入れる過程がとても興味深い作品(こんな風に簡単には言えないほど)でした。
原作者のドリアン助川さん、どんなかたなのだろう、と以来、
ご発言などもフォローしてきました。そして、このたび、
講師をお引きうけくださったこと、とても嬉しく思います。
『星の王子さま』の翻訳もされています。その、訳者あとがきで、
ドリアン助川さんは次のように書いていらっしゃいます。
ほんの一部だけ切り取ってしまい、申し訳ないのですが。
……ドイツにナチス政権が生まれたとき、ヨーロッパの
人々はどの程度の警戒心をもってそれを見ていたので
しょう。気がついたときには、もう手の施しようがない
ほどナチスは力を持ち、大戦の扉を開けにかかっていました
(略)子どもたちの犠牲もあとを絶ちません。王子さま
の心を、いつになったら大人たちは理解するのでしょう……。
ドリアン助川さんとご一緒に、この時代、この社会を生きる
わたしたち大人たちの責任と権利について考えましょう。
「原発とエネルギーを考える朝の教室」
2017年6月17日(土)
9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」
ドリアン助川さん(作家、道化師)
「この星のバオバブの木」