昨日は肌寒ささえ感じる一日だったけれど、
今日の東京は昼前から晴れ間ものぞいて、
夏の日差しの午後となりそう。
12日、元沖縄県知事太田昌秀さんが亡くなった。
ちょうど誕生日だった。
政治家としても学者としても、大きな存在であったと思う。
先達たちの訃報に接する機会が増えている。
自分を生きるとはどういうことなのか。
深く考えさせられる。
今週土曜日は6月の朝の教室。
講師は作家で詩人、道化師ともご自分のことを呼ばれる、ドリアン助川さん。
話題になった『あん』を読まれたかたは大勢おられると思う。
ハンセン病の元患者である老いた徳江さんと、
「つぶれはしないが、決して賑わうことのない」、どら焼き店の千太郎。
ふたりの距離がなんとも見事な作品だ。
「星の王子さま」の翻訳も素敵だし、ラブストーリー「あなたという国」もまた。
どの作品でも、「より声の小さな側」の声を素通りしない作家が、
この時代、この社会をどう見るか。
ご講演がとても楽しみ。
「原発とエネルギーを考える朝の教室」
2017年6月17日(土)
9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」
ドリアン助川さん(作家、道化師)
「この星のバオバブの木」