早くて1日、遅くとも4日頃までに集団的自衛権の行使容認が決まると、聞いた。
これだけ多くの市民が、そして心ある首長の中からも反対の声があがっているにもかかわらず、それらの声に立ち止まることもなく、
解釈改憲は秒単位で独り歩きしはじめている6月末の週末。
まさに戦争前夜、である。
20世紀初頭、デンマークの軍人がこの地球上から戦争を絶滅させるための法案を提案したことを思う。
戦争が起きたら10時間以内で、以下のひとたちは一兵卒として
最前線に赴くという法案である。
①大統領をはじめとして元首。
②元首の16歳以上の男性親族。
③首相、大臣、次官。
④戦争に反対しなかった男性の国会議員、高位聖職者等々。
確かに戦争は上掲のものたちによってはじめられるのだから、そうしてもらおう。現実は、彼らは安全地帯にいて、最前線に送られるのは、市民の父であり、息子であるのだから。
生きている間に何度か著作をナチやネオナチに焼かれたドイツの作家であり児童文学者エーリヒ・ケストナーは『飛ぶ教室』の中で次のように記している。
……賢さをともなわない勇気は、不法だ。勇気のともなわない賢さはくだらない。世界史には愚かな人びとが勇ましかったり、賢い人びとが臆病だったりした時が、いくらもあった。(略)勇気ある人々が賢く、賢い人びとが勇気をもった時、人類ははじめて前にすすむことができる……。
一字一句暗記しているわけではないが、そんな言葉だった。
賢さは学校の「お勉強」だけで身につくものではないし、勇気と蛮勇はむろん違う。
本日土曜日は、明治公園でさようなら原発、再稼働に反対する集会が。
残念なことに、以前から決っていた仕事の関係で、わたしは参加できないけれど、熱く深い集会になることを心より!