やっぱりね。
口惜しいことに、不安が的中してしまった。
昨夏、福島第一原発のがれき撤去時に、
放射性物質が飛散したと思われるとの報道である。
東電は、放射性セシウムの総放出量を
最大4兆ベクレルと試算していたそうだが、
市にも伝えていなかったとのこと。
この4兆ベクレル、報道によると、
事故後の第一原発から放出される放射性セシウムの、
なんと!一万倍とか。と数字で書いても気が遠くなる。
こうなんだよね、いつだって。
いつだって、その時点では住民に知らされず、
ずっと後になって公になるのだ。
南相馬のお米から基準値を超えるセシウムが
検出されたこととの関係については、
東電は「事故直後のものかもしれず、断定できない」
と言っているという。
が、「事故直後」であろうと、
去年のがれき撤去時のものであろうと、
あれだけの過酷事故そのものに原因があることに変わりはない。
酷い国であり、政権であり、電力会社だ。
政・財・官・アカデミズム、そして一部メディアの
癒着体質は何一つ変わっていないし、
だいたい変える気などないのだろう。
九州電力の川内原発の再稼働も秒読み状態。
16日にも規制委員会はゴ―サインをだすらしい。
「国民の生命と自由と幸福追求の権利」だって?
それらが明白に危険にさらされた時、
集団的自衛権の行使は容認されるって?
ひとりひとりの福島の住人の、
自由と幸福追求の権利をはく奪しているのは、誰だ!
49回目の「朝の教室」。
講師は作家であり作詞家の、なかにし礼さん。
「権威なんてまったく信じていない」(先日、週刊誌で対談)とおっしゃるなかにしさんと、
怒りの言葉と思いを、そしてこれからの暮らしをシェアしよう。
ただいまキャンセル待ちの状態ではありますが。