2016年8月24日水曜日

8月24日

21日、むのたけじさんんが亡くなった。
午前1時過ぎの、息子さんの大策さんからのメールで訃報に接した。
クレヨンハウスでも何度か講演をしていただいた。
一度目の講演は、雪の日でご子息とご一緒に
前日から東京のホテルに泊まっていただいた。
「夏の学校」でも、腕をぐるぐる振り回しながら
元気と勇気の出るご講演をしてくださった。
終戦のあの日に、当時勤務されていた朝日新聞を退職。
郷里の秋田に帰られて、自らの思想に基づかれた
タブーなき週刊新聞「たいまつ」を23年間出し続けられた。
初夏に入院されたとうかがい、お見舞いに。
ベッドから降りて、車椅子で待っていてくださった。

見事な著書がおありだが、クレヨンハウスからは
ブックレット『人類の新しい夜明けを―原発と戦争、大人の責任から考える―』を
刊行させていただいた。
ゲラに何度も加筆修正されたそれは、むのたけじさんの
独特の口調と、声音が甦ってくるような、素晴らしい講演集だ。

……絶望のど真ん中にこそ 希望は生まれる。
……諦めることを諦めること。
 それこそが新しい夜明けへの第一歩である……。

ひとつひとつの言葉と、その背景にある揺ぎない思想を
再度、わたしたちは自らに引き寄せ、受け継いでいきたい。

9月24日(土)に、有志たちでのお別れ会を予定している。
会場が決まったら、このブログでお報せします。

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第74回 原発とエネルギーを学ぶ朝の教室
古賀茂明さん(元経産省職員、フォーラム4、古賀茂明政策ラボ代表)
日時:2016年8月27日(土)9:00~10:30 
場所:クレヨンハウス 東京店B1 レストラン「広場」

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