日曜日は、郷里宇都宮での反原発集会。
一緒にデモにも参加したかったが、そのまま帰京して、
首都圏反原発連合主催、さようなら原発協賛の、国会周辺での抗議行動に参加。
夕方から激しい雨が。
主宰者発表では、10万人が、あの雨の中で集まったという。
脱原発に賛同する議員さんもずいぶん参加しておられた。
それにしても横殴りの雨。
傘なしのわたしは、帽子をかぶって、
ビールケースでできた特設の壇にてメッセージを。
「国会から推進派議員を落とそう!」
わーっとあがった賛同の声を、わたしは忘れない。
わたしたちは正当な一票を使って、意思表示をするしかないのだから。
帽子は、ジュリーが「勝手にしやがれ」でかぶっていたようなそれだが、
原発だけは「勝手にしやがれ」とは、決して決して言えない。
保守的と言われるわが故郷での集会。
栃木で反戦と平和、そして女性の権利の拡張について、
戦後一貫して活動してこられたS先輩の娘さんもおつれあいと参加されていた。
ご本人は、無念なことに今年、亡くなった。
「お母様に、栃木でも『反』の集会がこんなに多くの
ひとと開けたよ、と見せてあげたかったよね」
そう申し上げたら、娘さんの頬に大粒の涙が。
S先輩。見てくれていますよね。
よれよれになって帰宅して、ぐっしょりと濡れた
帽子をドライヤーで乾かしながら、
アルバート・ハモンドの「落ち葉のコンチェルト」を聴いた夜になった。