東京は雨時々曇りの一日だった。
会うひとごとに「ついこの間まで、残暑だったのにねえ」
と言い合うような、この肌寒さ。
東日本大震災で被災したひとたちが暮らすところでは、
厳寒が速足でやってくる。
福島第一原発の「いま」についても
わたしたちは、充分なる情報を手にできてはいない。
そこに降って湧いたような都知事選。
そして、「近いうち」に統一選挙も。
取り組まなければならないあれこれで、息が詰まりそう。
10日の「朝の教室」講師はこのかた。
テレビ朝日の報道部の川村晃司さん。
何度か仕事をご一緒したことがあるけれど、いまこの時代に、
そしてテレビ界に川村さんがいてくださることのこころ強さを
いつもかみしめている。
福島第一原発の過酷事故から、およそ1年と8か月。
この間のメディアのありかた、
わたしたちにとって望ましい未来のメディアのありかたも含めて、
ここで再検証してみたい。