2013年7月19日金曜日

7月19日

久しぶりにブログを書く。東京を離れてあちこちを旅したり、
あれこれ集会に出たりして、今夕ようやく落ち着いた時間を持つことができた。

そして、気がつけばもう!金曜。
明後日はいよいよ参院選の投票日だ。
情勢はあらかた「決まり」という報道も多いが、ほんとに
これでいいのだろうか。

福島では今もって自宅に帰れないひとびとが10数万人もおられる。
10数万人、とマスでとらえるのは間違いで、
そこにひとりひとりの人生があり、ひとつひとつの人生に繋がるいのちがあるのだ。
「年寄りは足手まといになるだけです。わたしはお墓に『避難』します」
そう書いて、家族の歴史を刻んだ自宅の庭で自死された彼女の
喪失の悲しみは宙を浮いたまま、なのか。
核不拡散条約に締結しながら、原子力発電を海外に売って歩くことは、「核」の「拡散」ではないか。

日曜の投票を終えれば、今後3年間は選挙はない。
3年あれば、現政府は何でもできる。
これこそ世界に輸出したい平和憲法に手をつけることも、
彼らのスケジュールの中には明らかに織り込まれているに違いない。

経済を否定するつもりはないが、いまこの国で大企業を除いて、
特に輸出業を除いて、暮らしが以前に比べて潤ったと感じるひとがどれほどいるだろう。
大マスコミ(日刊ゲンダイ風な呼びかただが)は、いつから政府の広報部と化したのか。

それでも、か、あるいは、それだからか、とにかく棄権はしたくない。
結果が見えていても、一票を行使する。

その後は、やっぱり反原発、反改憲の活動が待っている。