「re」という接頭語が、英語にはあります。「……し直す」という意味です。
3.11以降に生きるわたしたちは、わたしたち自身のくらしを考え直し、
捉え直し、見つめ直し、構築し直すことが必要ではないでしょうか。
まさに、いま「まだ、まにあうのなら」。
2016年9月18日日曜日
9月18日
連休の中日。
午前中は東京を離れ(といっても近間です)ただいま帰京。
雨が降りそう。
台風や豪雨や地震(このところ関東地方をはじめ頻繁です)のたびに、
東電福島第一原発は?
鹿児島川内原発は? その他の原発は、と不安になる。
さらに岩手県のグループホームのように、川の近くや、
後ろに山などを控えたロケーションにあるお年寄りや障がいのある施設は、
大丈夫か? とこれも不安に。
2009年7月に山口県防府の特別養護老人ホームが土石流に襲われ、
7名のお年寄りが犠牲になった時も、
全国にある施設がひとたび台風などに襲撃された時、
危険性が高いロケーションにないかどうか、
とどこかに書いた覚えがあるが。
その後、完ぺきなハザードマップは完成しているのだろうか。
また、どんなに完ぺきなハザードマップがあっても、
お年寄りの場合(わたしも高齢者だが)、
諸々の事情でひとりで避難できない場合もある。
避難の情報が十分に届かない場合も。
自治体だけの責任ではないだろう。
国がどのように「お金」(税金)を使うか、だ。
来年度の防衛費は過去最高、5兆円を超えるとか。
さらに、沖縄辺野古の新基地。
国が、翁長知事が埋め立て承認の取り消し撤回に応じないのは「違法である」
と訴えた訴訟で、
福岡高裁那覇支部は、16日、知事の対応を「違法」とし、
国側全面勝訴の判決をくだした。
裁判長は「普天間の危険を除去するには辺野古以外にない」。
「沖縄の負担は(辺野古に新基地を作ることで)軽減される」と指摘したという。
しかし、それがどこであっても、
基地そのものがあるゆえの危険は、解決されてはいない。
東村高江も同様。
沖縄「県」は切り捨てられ、「国追従」。
むろん翁長知事を選出した沖縄の民意も放置された。
司法は誰のためのものなのか。
国策を補完するだけのものなのだろうか。
危険な普天間飛行場を長年、放置してきたのは誰なのか。
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原発とエネルギーを学ぶ朝の教室
第75回 伊藤真さん(弁護士、伊藤塾塾長)
『憲法の活かしかた』
2016年9月25日(日)9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」
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