2016年9月23日金曜日

9月23日

降ったりやんだりの、はっきりしない天気が続いている。
気温20度と聞くと、冷蔵庫の野菜室で眠っている種子たちを
一日も早く蒔かなくては! と少々焦ります。
冬から来年の五月ころまで咲いてくれるはずの花の種子たちの
発芽適温は、だいたい20度。
徹夜になるかもしれないが、今夜、蒔こうか。
愛犬バースが元気だったころ、種子蒔きするわたしの脇に
ぴったり正座(?)して、鼻息で種子を蒔き散らしていたことを思い出す。
すてきな奴、だったなあ。バースは。

明日は、101歳で亡くなったジャーナリストむのたけじさんの「偲ぶ会」。
早稲田大学大隈講堂で記念講堂で開かれる。「むのたけじの魂を継承する」というテーマでの
シンポジウムも予定されている。わたしも参加するが、ご無理のない範囲でご参加を。
(18時開場、18時30分開演)

昨22日は「さようなら原発・さようなら戦争9・22集会」が代々木公園で。
わたしは以前からの予定があり、
熊本でほぼ同じ時間帯に同じようなテーマで講演をしていた。
代々木公園では、木内みどりさんがメッセージを代読してくださった。
だいたい次のようなことを書いた。
(熊本に向かう飛行機の中で脱字に気づいたが、後の祭り。
木内みどりさんはうまく読んでくださったに違いない)。
「メッセージ」
残念なことに集会に参加することができません。
たまりにたまった憤りと、それでも決して決して諦めない反原発・
廃炉への姿勢と、安保法反対への思いを、
同じ時刻に九州で話をしています。
この19日、現政権が安全保障関連法の成立を強行して、

まる1年がたちました。私たちが暮らすこの国が
「戦争ができる国」になって1年がたったのです。
反対するひとりひとりの民意を踏みにじり、
国会の数の力で強行させた安保法です。
来年度の防衛費は過去最高の5兆円!
一方、東京電力福島第一原発の過酷事故から
およそ5年と6か月以上が過ぎても、わが家に戻れないひとたちが9万人。
この間にも汚染水のだだ漏れは続き、凍土壁の失敗。
先の台風16号の大雨で、第一原発の護岸近くで地下水の水位が上昇、
地表面に達したという発表もありました。
福島第一原発は何ひとつ収束もないまま、
再稼働に躍起になる政権は武器の輸出にもこの上なく積極的です。
参院選が終わるのを待っていたかのような、
さらなる沖縄への理不尽過ぎる数々の暴挙。
この国はひとりひとりの市民の生存権など眼中にないのでしょうか。
宣言します。
私たちひとりひとりは、国の歯車ではありません。
私たちひとりひとりは、国の所有物ではありません。
私たちひとりひとりは、あくまでも尊厳をもった、ひとりひとりであり、
紛れもなく主権者です。
この暴挙に打ち勝ってこそ、この屈辱を跳ね返してこそ、
私たちの民主主義は、そして私たち自身は深呼吸の時を迎えるのです。
峠三吉が刻んだあの言葉、
「ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ こどもをかえせ……」を再び、
21世紀のこの社会に記さなくてすむように、人としての誇りにかけて、
「さようなら原発・さようなら戦争」を心から主張します。
戦後もっとも「乱暴な政権」を打倒するまで、わたしたちは生きる!


25日、日曜の「朝の教室」の講師は、弁護士の伊藤真さん。
自民党の憲法草案について、赤ペンで「待った!」
を入れてくれるはずです。

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原発とエネルギーを学ぶ朝の教室
第75回 伊藤真さん(弁護士、伊藤塾塾長) 
『憲法の活かしかた』 
2016年9月25日(日)9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」
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