今日は朝からTBSラジオの生放送『有馬隼人と らじおと』に出演。
30分ほどだったが、生となると、やはり少々緊張する。
クレヨンハウス40周年のこと、大人のひとりとして、子どもたち
へ託すこと、ラジオというメディアの存在意義、新刊について、
将来の夢(そんなにたくさんの将来があるはずないが)などいろいろと質問された。
どさくさに紛れて、デモの話などもしちゃった!
どさくさ紛れ、案外得意です。「いえ、うちも小さな子がいますから」
と若いプロデューサーとディレクターさん。
タイトルにもあるように、有馬隼人さんと安田美香さんが司会進行される番組だ。
安田さんはふたりのお子さんの母親でもあり、
クレヨンハウス発行のシリーズ「あかちゃんから絵本『まり』」
(谷川俊太郎さん・文 広瀬 弦さん・絵)をスタジオにもってきてくださっていた。
「何度も何度も読み返したので」と、読み込まれたかんじのする絵本の表紙を
楽しそうに撫でておられて、発行人としては、感激!
「あかちゃんから絵本」シリーズは、谷川俊太郎さんがさまざまなユニークな
「絵を描くひと」と組んでの絵本だ。
放送後、クレヨンハウスへ。
いくつかの打ち合わせをして、久しぶりにランチをとって(なかなか食べられない。
きょうのメニューの組み合わせは美味しかった)。
これから夕方~夜の部の打ち合わせが始まるところ。
秋は特に東京を離れる日が多いので、ひと月に1度ぐらいはこうして
腰を落ち着かせて、クレヨンハウスのあれこれについてスタッフとミーティングをしたり、
議論する時間がかえがたい。
明日、明後日の土、日は東京を離れる。
土曜日は午前中は都内、午後は近間だが、日曜は遠出だ。
ところで、この6月にローマ市長に就任したヴィルジニア・エレーナ・ラッジさん。
21日に会見を開いて、2024年夏季五輪の招致を断念する考えを明らかにした。
五輪やスポーツに反対する理由は無いが、これ以上、市民や国民に借金を
負わせたくないこと、五輪を理由にローマ市内に大量のセメントを流し込むことにも
反対だとコメントした。
五輪開催は過去の例を見ても予算超過が多く、ローマにはそれだけの財政上の
余裕はない、とも表明。
むろん人気取りとかポピュリズムといった反対の声もあるが、そもそも市長選に
立候補した時から彼女はローマ五輪反対を挙げていたのだから、
公約違反には当たらない。
2024年の招致をめぐっては、ボストン(アメリカ合衆国)とハンブルク(ドイツ)も
すでに招致活動から撤退した。
ラッジ市長は38歳の女性だ。
意志的な顔立ちの凛々しい印象のひとだが、彼女の動向を報道するとき、
枕言葉のように使われる「美人市長」という表現も、なんだかなあ。
いうまでもなく大事なのは、公僕として市民のために、どんな思想と姿勢と
ビジョンを持ち、それをどう実行していくか、であるのだから。
確かに生き方は表情やしぐさや言葉に洗われるが、単純に外見を云々するのは、
なんだか品が無い。