ちょっと暑くはないか?と重ね着をして家を出たのだが、それがちょうどいい。
数回光が射したことがあったが、小雨がちな肌寒い一日。
おかげで、そろそろ終わりと思えた春の花がまだ咲いていてくれる。
少々乱れた感じもまた素敵だ。
雨に溶けてしまいそうなカンパニュラの薄紫も、宿根草のマルバの濃い紫も、シャスターデージーの輪郭がはっきりとした白い花も、みんな元気だ。
「今朝はストーブ、つけちゃった」
クレヨンハウスのアウトテリアで、そんな声を聞く5月のはじめ。
……今は世の中がどんどん右寄りになっている。僕を超えて
時代の方が右になっていく。僕は変わってないのに、
「こいつは左だ」「もう右翼じゃない」と言われることが多い。この変化は何なのか……。
昨秋刊行されたご著書『言論の覚悟 脱右翼編』で、著者である鈴木邦男さんは記しておられる。
雑誌『創』に連載されていた当時時々ではあったけれど拝読していたが、「あとがき」で鈴木さんは次のように呼びかけておられる。
……もう社会運動の時代ではない、デモなんて古いと思える人。いや、そう思わされている人。そんなことはない。また、これから始まるのだ。そう言いたい。自分一人が立ち上がっても何にもならない、やることがないと思っている若い人へ。そんなことはない……。
ふっとため息がつきたくなる朝。出掛けに拾い読みをしている
わたしがいる。
「原発とエネルギーを考える朝の教室」
2018年5月12日(土)
9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」
鈴木邦男さん(政治活動家、元「一水会」顧問)
第94回 「憂国を希望に変える」