2013年2月11日月曜日

2月11日


快晴の月曜日。
クレヨンハウスでは、新しく見つけたハンギングバスケット
に植えつけた、ビオラやノースポール、アリッサムなどが
陽射しを浴びて、輝いて、うっとりの時空を贈ってくれる。
こういう日は、雑木林などを散歩するのにもってこいなのに、
と思いつつ、都内での講演。
その後、澤地久枝さんたちと打ち合わせを。

今朝の東京新聞「こちら特報部」には、宮城と岩手県の
震災「がれき」を被災地以外で処理する広域処理の
大半が、来月末で打ち切られるという記事が。
処理する「がれき」の必要量が、当初の推計の
およそ6分の1に激減したためだという。
受け入れ先の各地では、放射能汚染の不安はもとより
税金の無駄遣いではないかとい声も多々あがって
いたのに、環境省は固執してきた。
が、理由はさまざまでも広域処理に反対する
ひとびとが言っていた結果に落ち着いた。
環境省は住民の反対の声まで押し切って、なぜ
広域処理の必要性にあれほどまでに固執したのだろうか。
広域処理に協力し、住民と対立姿勢を示した自治体だって
「はしごを外れた格好だ」と記事は伝える。
大阪では、阪南大学の下地真樹さんをはじめとして、
広域処理に反対した人々が威力業務妨害罪で
起訴された。
結局、「原子力ムラの住人」たちは、原発事故の責任を
とろうともせず、焼却による放射能汚染(セシウム)の不安に
もきつく蓋をし、原発関連業者とゼネコン(多くの場合、イコールで
結ばれるが)儲かるシステムをいまもって維持し続けているのだろう。