久しぶりに、今日は午後遅くまで、家での仕事だった。
原稿の書き溜めと、おっと、その前に洗濯。
洗濯は好きだ。たらいでごしごし洗濯していた祖母の姿を思い出す。
母の世代だって、ある時までは洗濯というとそうだった。
洗ったものを干し終え、風に揺れるそれらを見ていると、
一日の仕事のすべてを無事完了、といった充実感にとらわれる。
間もなく掲載が始まる新聞原稿の6日分を書き終えて、さ、
これからクレヨンハウスへ買い物兼書棚の整理に行こうと思っていたところに、
経産省前のテントひろばの知り合いから、緊急のメールが入る。
金曜の夕方、わたしも行ったのだが、それより一時間ほど前、
テントひろばの「あおぞら放送」の準備をしていたおひとりが、
丸の内署に任意同行され、そのまま逮捕されたというメールだ。
メールの内容をそのままお伝えする。
……お会いした折には私も知らなかったのですが、その1時間ちょっと前でしょうか、
テント前で「あおぞら放送」の準備していたところに、経産省職員がカメラを持って現れ、
少々のすったもんだがあったあと、丸の内署に任意同行した仲間が逮捕されました。
今も同署に入れられているようです。
実はその人は日曜に一緒に泊まっている人で、非常に穏やかで救援センターにも居た人で、少々興奮したのが意外なくらいです。
心臓に持病を持ち、いつも食後に薬を飲んでいたこともあり、身体も心配です。
もうすぐテントからも声明を出します。
私も今日は2回丸の内に抗議電話しました。同日のことなので一応お伝えします……。
わたしが行った時も、明らかに抗議行動とは別、
と思えるひとたちが遠巻きに抗議行動を取り囲むように見ていた。
「足を踏んできた側が、足を踏まれてきたものの、
どんなにささやかな抵抗にでも出会うと、こういった形をとる場合が多い。
「少々のすったもんだ」がどの程度のものであったにせよ、
任意同行、そして逮捕が横行する社会は、それだけで弾圧の時代と言える。
明日、抗議の声明文が発表される予定と聞いているが、
充分に報道されるのかも不安だ。
詳しいことが分かり次第、またお知らせを。