関西電力大飯原発3・4号機の運転差し止めの判決。
嬉しい、大歓迎。
判決文で述べていることは、きわめて当然のことであり、
原発に反対するものすべてが、すでに考えてきたことではありますが、
本来、司法はこうでなくちゃね。
司法の独立性は、わたしたちが暮らしていく上で、
かけがえのないものだ。
権力寄りの司法なんて、三権分立に反する。
何よりも心に響いたのは、コスト論を退け、個人の生存権に触れた文言で、
生存権と電気代のコストを並べて比較する姿勢そのものを
「法的には許されない」としたこと。
福島原発事故を「わが国最大の環境汚染」として、
このところ表通りを闊歩していた新・安全神話を
ひとつひとつ否定したことにある。
いまも、それに関しての新聞原稿を書き終えたところだが、
司法の独立性を基本にし、
市民側の考えを汲んだ裁判長は「前途多難」と言われつづけた過去がある。
そのことも、わたしたちはしっかり見つめていきたい。
5月31日、朝の教室。
お報せが大幅に遅くなってしまったが、講師は、朝日新聞記者の木村英昭さん。
福島第一原発過酷事故以降、メディアは何をしているのだ、
かけがえのない情報が充分に伝わって来ない、
……という読者の声に対する記者の答えが以下の2冊の書籍だ。
『東電テレビ会議49時間の記録』、そして『官邸の一〇〇時間』(岩波書店)。
わたしたちの暮らしを破壊する力にはNO、
それらと闘うもの、共感するものにはYES。
是非、ご参加を。