パナマの法律事務所から流出した、例のパナマ文書である。
これって、「節税」ではなく、明らかな「税逃れ」だよね?
大企業とか富豪とか権力者って、すれすれのことを
やっているのだなあ。
市民だけに厳しく納税の義務を実行させながら。
アイスランドの首相は退陣。
ほかにも少なからぬ「エライひと」が
ひやひやしているのだろう。
このところ浜 矩子さんに夢中で、
『お金さえあればいい? 子どもと考える経済のはなし』を
繰り返し読んでいる。
その歯切れのよさ、ときたら、天下一品。
その公平さと人権意識、もう惚れ惚れ!
前書きで浜さんはおっしゃている。
……経済はむずかしい。わからない。つまらない。
こんなふうに思っていますか?
確かに、そもそも、経済という字を見ただけでも、
何やら得たいがしれないイメージありますよね?
そうなんです。わたしたちの多くは、
経済をこうして敬遠してきました。
敬遠させられてきたのかもしれません。
浜さんは続けます。
……ひととひととの出会いの場をつくるのが、
経済活動の仕事なのですから、
そこからは、しあわせが生まれてこなければいけません。
ひととひととが、出会いを通じてお互いをしあわせにする。
そのために経済活動がある。
しかし、経済というのは、
浜さんがおっしゃるようにはすすんでいないような。
そこで浜さんはさらに続けます。
……世の中には、ひとびとの出会いをもたらさなければ、
しあわせにできないのに、
経済活動として行われている営みが、けっこうあったりします。
そのような「ニセの経済活動」のどこがどう「ニセモノ」なのか。
それを見抜くのが「経済名探偵」の仕事です。
みなさんも、わたしと一緒に「経済名探偵」を目指してみませんか。
そんな思いが詰まったこの絵本、やっぱり、立ち読みだけではなくて、
どうか、お家まで連れて行ってやってください!
浜さんの言葉にうなずいたわたしは、せっせとこの本を
友人知己にプレゼントしている。
と、「おとなにとっても大事な本だよね」
「経済って、こういうことだったんだね」
そんな言葉が返ってくる。
で、浜さんと奥田さんの声と口調に、
その熱意に直に接してみませんか? というお誘い。
「わたし」たちひとりひとりが、変えるのだ、この社会を。
そして2016を。
●朝の教室 70回目スペシャル
「奥田愛基さん、浜矩子さんと 本気で変えよう2016」
4/28 @ なかのZERO