2017年10月12日木曜日

10月12日

突然の解散・衆院選の公示から二日。
連載のコラムなども、自ずと選挙についてのものが増えている。
選挙はいつだって、「劇場化」に成功したものが
残念なことに勝利を収める。
かつてもそうだったし、
今回もそうかもしれないが、わたしたち市民は、
いつまでも「劇場」の観客、それも受け身の観客では
あってはならない。

『エミール』を書いたジャン・ジャック・ルソーに
選挙について次のように言っている。
……イギリスの市民は(自分たちは)自由だと思っているが、
それは間違っている。市民が自由なのは、議員を選挙する
間だけのことで、(いったん)議員が選ばられるやいなや、
市民は奴隷になって、無に帰してしまう。

ルソーの言葉の「イギリスの」の部分を、
「日本の」に変えることは充分に可能だ。
忘れてはならない。 この選挙は安倍政権の「これまで」を問う選挙であり、
その結果、「これから」がどうなるかの選挙でもあることを。

22日の投票日の朝。恒例の「朝の教室」で、
改めて政治について、
選挙についてご一緒に考えてみませんか?
講師は、片山善博さん。



原発とエネルギーを考える朝の教室
2017年10月22日(日)
9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」

片山善博さん(早稲田大学教授、元鳥取県知事)
第87回「政治を読み解くためのいくつかのキーワード」