今日も冷たい雨が降っている。
ヒットラーの後継者とも言われたナチスドイツの軍人、
ヘルマン・ゲーリングの言葉が今更ながら心に突き刺さる。
微妙に違ういろいろな訳があるが、
大意はほぼ以下のようになるだろう。
……市民はいつも権力者の思いのままになるものだ。
それはきわめて容易なことだ。自分たちが他国から攻撃されている、と
言うだけでいい。そして(戦争に反対する)平和主義者は、愛国心が欠如した、
自国を危険にさらす存在だと公然と批判すればいいのだ。
どんな国のどんな体制のもとでも、それで充分だ。
他の原稿にも書いたが、わたしたちは「そう」思われているのか。
少しも古びることのない、このゲーリングの忌まわしすぎる言葉を胸に、
わたしは一票を投じる。
投票日22日に敢えて設定した「原発とエネルギーを考える朝の教室」。
講師は片山善博さん。
「原発とエネルギーを考える朝の教室」
2017年10月22日(日)
9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」
片山善博さん(早稲田大学教授、元鳥取県知事)
第87回「政治を読み解くためのいくつかのキーワード」