22日の投票日まで、あと4日。
与党堅調の見出しが各紙に踊っている。
文藝春秋の11月号に、
22日の朝の教室の講師・片山善博さんが、
御厨貴さん、後藤謙次さんとの鼎談が掲載されている
特集、タイトルは「小池も安倍も同じ穴の貉だ」
(なんかすごいタイトルだが、意味はわかる)
その中で、片山さんは
この「国難突破解散」の大きな理由のひとつとして
説明された「教育無償化」について、次のように述べておられる。
……変えたいのであれば、まず国会で議論して
合意を得るのが筋です。また、三分の二の勢力があるのだから、
与党だけでも可決できる(略)安倍首相は「国論を二分する大改革」と
強調していましたが、こうした消費税の使途変更ならば、
選挙の大きな争点にはなりえないはずです……。
確かに。
それでも、野党からの臨時国会招集要求を3か月も延ばしに伸ばし、
すべてを省略して解散。
そして、選挙戦へと。
希望の党の誕生と、民進党の多くの議員の前のめりな移籍。
政治家というのは、こういう政治をしたいという意志を持った人々
(その意志の方向性に、市民が賛成であろうと反対であろうと)
だと思うのだけれど、多くは「政治家で居続けたいひと」なのかもしれない。
それほど政治家であるということは、オイシイことなのかね。
22日、投票日当日の「朝の教室」、
講師は前掲の片山善博さん。
先の鼎談のサブタイトルは「総選挙後の『日本の未来』」
この国の明日も含めて、選挙について考えよう。
「原発とエネルギーを考える朝の教室」
2017年10月22日(日)
9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」
片山善博さん(早稲田大学教授、元鳥取県知事)
第87回「政治を読み解くためのいくつかのキーワード」