2012年7月14日土曜日

7月14日


九州をはじめ各地で、豪雨の被害が。
この国は、天候もまた大きく変わりつつある。
豪雨のニュースに接すると、いつも気になるのが、
崖に面したロケーションなどに建てられている
お年寄りの施設が少なくない事実である。
自然が豊かで風光明媚な、と言えないこともないけれど、
地価が安いところを選んだ結果でもあるだろう。

いつだってこの国は、より声が小さい側のひとたちに無理を強いて、
「経済的発展」を遂げてきたのだ。
果たしてそれを「発展」と呼んでいいのか。
以前にも集中豪富で、裏山が崩れ、
土砂流が施設をまるごと流してしまった悲しい事故があった。
こういった「小さな声」を封じ込め、いのちを後回しにする流れと、
原発推進・再稼働は無縁のことではない。
首相官邸を取り巻く多くの人々の声を「大きな音」と呼ぶ人々が、
この国の現在と未来を決めているのだ。

東電の記者会見で鋭い質問をされていた弁護士日隅一雄さん。
4月14日に「朝の教室」でもご講演いただいた。
そのお話を軸としたブックレットが22日の「故日隅一雄氏(弁護士)を偲ぶ会」
までにできる。
なんとしても間に合わせましょう、と日隅さんに代わってゲラチェックをしていただいた
同じ事務所の弁護士海渡雄一さんのおかげが大きい。感謝とお礼を。

さて、16日である。
東京では「10万人集会」。
そして同じ時刻に各地での集会が計画されている。
上京されるかたがたから、「行きますよ」というご連絡をいただいているが、
どうかお気をつけて。
また、事情があるかたはどうか無理をされないで!
わたしたちの反・脱原発の運動はまだまだ続くのだから。