沖縄の米兵による女性への性暴力事件。
どれほどの女性たちが、
水面下でも自らの心と身体への暴力に苦しみ抜いてきたか。
空を仰げば、強硬配備された「寡婦製造機」と呼ばれているオスプレイが飛び、
地上にいても、性暴力をはじめ、数々の暴力に沖縄の人々は苦しめられてきた。
バラク・オバマ大統領(ログニーとのディベートでは、言葉の力でまさっていたような気がするが)は、
ご自分の娘さんたちが性暴力の犠牲者になったら、どうするのだろう。
共和党よりも民主党を支持してきたが、なんだか腹立たしい。
この国の外交も、「属国」風、及び腰、米国の顔色をうかがいながら、
「国民の生活を守る」となにかというと言葉にする首相は
どこでどのように市民の暮らしを守るというのだろう。
わたしが性暴力を告発する小説『ザ・レイプ』を書いたのは30数年前だった。
何人かの性暴力の被害者への取材をもとに小説という形を借りて書いたものだったが、
「魂の殺人」とも言える、この最悪な暴力事件の本質を、
この国も、そしてかの国のエライひとたちは全く理解していないのではないか。
受けた傷を乗り越えて、新しい一歩を踏み出せた被害者たちを
「サヴァイバー」(生還者)と呼ばなければならないほど、
被害者は深い傷を負う。
このうえなく、不平等な日米地位協定も拓かれないまま、
わたしたちは、人権を語ることはできない。
この国にある米軍基地の70数パーセントが沖縄にあるのだ。
多くの人々の安心と安全のために、ある地域に暮らす人々に犠牲を強いるシステムは、
沖縄も福島も根っこではつながっている。
11月11日。首都圏反原発連合主催の「マンモスデモ」(広瀬隆さんからのメール)があります。
広瀬さんのメールをそのまま借用してお知らせいたします。
11月11日のスケジュール
午後1時から国会・霞が関周辺でどぎもを抜く巨大デモを展開
午後3時から国会周辺抗議行動
午後5時から7時まで国会正門前大集会─反原発・百万人大占拠
以上です。
よろしくお願いします。