2012年12月24日月曜日

12月24日


24日、クリスマスイブです。
無宗教のわたしにとって、イブもまた無縁なものですが、
誰かが誰かの、幸せを考える日、
という風に決めています。
ひとがひと以外の生き物の暮らしを
邪魔をしたり収奪しないことを考える日、
とも言えます。

総選挙の結果はさんざんでした。
土曜日に久しぶりに愛川さんの
パック・イン・ジャーナルに参加。
わたしは評論家ではないので、
自分たちが望む社会と時代を実現するために、
「わたし」に何ができるかを考えるしかありません。
そして、わたしはいまでも諦めてはいません。

テーマは以下の通りです。
1)自民「圧勝」をどう考える
2)青森東通、活断層の可能性大について
3)韓国の女性大統領誕生について
4)一票の格差について。

番組内で言えたこと、時間切れで言えなかったことも含めて、
わたしはこう考える。

1)3年3か月前の当時の政権与党、
 自民党への積年の怒りと不満が
 政権交代に結び付いたのとほぼ同じ形で、今回の選挙結果に。
 「民意はどこに行った?」と思うが、
 大きな争点である復興、反原発、増税停止、時期尚早のTPP参加反対、
 年間320億円の政党交付金削減、一票の格差是正、
 基地問題などの争点が、他党乱立の、しかも小選挙区制度のもと、
 「景気回復」という言葉とイメージに集約されてしまった。
 とはいうものの、小選挙区全体の自民党の得票率は43パーセント。
 しかし議席は79パーセント。小選挙区制の「宿命」なのか。
 参議院の「ねじれ国会」をものともしない、
 衆議院再可決を可能にしたことは事実だ。
 参院選までの7か月、わたしたちが何をするかが問われている。
 すでに書いたことだが、愛知8区や東京でも、
 自民以外の各候補の得票率が、
 当選した自民の候補を大きく上回っているところがある。
 ほかにもこういった選挙区がある。とすると……。

2)今なお16万人の福島の人々が故郷に帰ることのできない現実。
 福島で暮らす多くの、小さな子どものいる家庭では
 将来への不安を感じている。
 日本列島そのものが、言ってみるなら活断層の上に丸ごとある
 と言っても過言ではない。
 調査をする委員の透明性と公開性を死守したい。

3)この国の女性議員は、全議員の一割にも満たない
 7・9パーセント。男女共同参画社会基本法制定、
 国連の女性差別撤廃委員会などに基づくクォーター制導入を。
 わたしは女性議員が増えることを歓迎してきた。
 もっと、もっとと言ってきた。数の論理から言っても、今でもそう考える。
 が、国防軍G0,憲法改悪GO,原発GOの女性議員が増えることには……。
 やはり反対だ。数だけで観ていいものか。
 しかし数も大事だし、と迷うところだ。

4)元最高裁裁判官の泉さんという弁護士さんは、以下のように述べている。
 「違憲状態とした、昨年の最高裁判決から一年半以上たっており、
 是正のための合理的期間は過ぎている。
 最高裁は次のステップとして、主文で意見と宣言すべきだ」
 衆議院選挙ではこれまでに、違憲2回、違憲状態3回の
 最高裁判決が出ているが、選挙無効を認めた判決はない。
 三権分立は完全に無視されているということだ。

と、24日。
いつもより早くに帰宅し、ジョン・レノンとヨーコ・オノの
『ハッピー・クリスマス」を部屋に流して、このブログを書いている。

一週間前の夜中、わが家の壁と正面衝突。
前歯の一本が折れてしまって、接着剤でつけてもらっている。
ね、正面衝突したのに、鼻は無傷、前歯だけが折れたってどういうことだろう!
そういえば、『前歯のない子のクリスマス』という米国の歌があった。
サンタのおじさん、今度のクリスマスには前歯をプレゼントしてよ。
前歯がないから発音がうまくできないで、友だちに笑われているんだから♪
といった歌だった。
接着剤で止めてはいるけれど、一本前歯がなくなると、すごいよー。
これで、怒髪の山姥、完成!といったところ。