夜遅く帰宅して、テレビをつけるとオリンピック中継やダイジェストニュースが。
ひとの気持が、被災地、特に福島から離れてしまったのではないかと
不安に思う声もあるが、そうではないだろう。
反・脱原発への、わたしたちの「聖火」を何人も消すことはできない。
国は息詰まると、刺激的なイベント等を使って、市民の気持ちを
「大元」から逸らすことで、やりたいようにやってきたが、
「忘れさせていく装置」をそんなに容易に「再稼働」させることはできない。
電力は足りている。
専門家の正確な試算によっても「充分足りている」。
電力会社にとっても、いまや原発は「不良資産」でしかない。
それをどうするか!
動かし続けることで問題を先送りにすることをわたしたちは許容できない。
今後お盆休み前にして、急ぎの操業をする工場が増えることは考えられ、
瞬間最大ピークになることはあったとしても、
基本は「足りている」ことをわたしたちは心に刻もう。
ひとの知性とは、既存のすべてに「本当にそうなの?」と問いかけ、
自前で考えることから磨かれる。