酷暑、延長中!
真昼時、炎天下にいると、わが怒髪の中から
汗がたらたら流れ出してくる。
それでも電気は現在のところ、足りている!
足りているのだ、この暑さの中でも。
7月、あれほど喧伝された電力不足は、どうした!
この暑く長い夏を、再稼働なしで乗り切れることを
わたしたちに「体験」させたくなかったのだろう。
それで大あわてで、大飯原発を再稼働させたのだろう。
この国にある僅か二基の原発しか稼働していなくとも、
今現在、「足りている」のだ。
足りている現実に多くの市民が気づきはじめると
こんどは「エネルギーの安全保障のための」再稼働と
関西電力は言い始めた。
詭弁に詭弁を重ね、彼らが考えているのは、
「自らの会社の安全保障」のみ。
昨日、首都圏原発連合の有志たちが首相と会ったが、
報道されている通り、話は平行線に終始。
やはり民意は、「大きいな音」でしかなかったか。
「大きな音と報道されたが、そういう言葉は言っていない」、
と首相は言っているらしいが。言ったか言わないかではなく、
「そういう風に扱われている」ことを民意は憤っているのだが。
明日はまた朝早くから東京を離れる。
明後日は、クレヨンハウス「朝の教室」。
講師は、福島南相馬にずっと通い続けている作家の渡辺一技さん。
時々お送りいただく「一技通信」には、大きなメディアが見過ごしがちな、
地元でひっそりと暮らすお年寄りの声をはじめとして、
社会構造的に埋もれがちな「小さな声」に寄り添う、
一技さんの揺るぎない意志と姿勢がいつも瑞々しく記されている。
やさしく、りりしいひとなのだ、一技さんは。
「暑さ負けでダウンしてしまいました。お話をお聞きしたかったのに悔しい!」。
「介護している母が体調を崩して……」。
そんなご連絡がいくつかあり、まだ少し空席が。
ぜひ、福島の現実を、一技さんのお話から。