2011年8月30日火曜日

8月30日

エッセイストの渡辺一枝さんから以下の
メールが入ったので、ご紹介させていただく。
渡辺さんはいま、南相馬に行っておられるが、
9月を目前にして、被災されたかたがたの冬の衣料などが
すでに不安な状態だと、メールをいただいた。

以下。

南相馬への救援物資のお願いメール。
新品でなくても結構ですが、必ず洗ってボタンなど取れていたら付け、
直ぐに着られる状態にして送って下さい。
下着はできるだけ新品でお願いします。
男性用、女性用、大人用、子供用、お年寄り用など問いません。
家族が離散して暮らさざるを得なくなっています。
その分生活費も二重、三重にかかります。
ある家庭などお父さんは大阪(ここには仕事が無くなってしまった)、
お母さんと小学生の子供は福島、中学生と高校生の娘たちは仙台
(姉が仙台の高校に行っていたので妹も仙台の中学に行き姉が妹の世話をしている)、
おじいちゃん、おばあちゃんがここで仮設に入っています。
いまからすぐでも結構です。お願い致します。
送り先は下記です。送付状に「支援物資 衣料品」と記して下さい。

〒975-0049 福島県南相馬市原町区大甕字林崎51
ビジネスホテル六角 大留隆雄様宛
Tel 0244-24-2639
大留隆雄さん宛 (大甕はオオミカと読みます)
 
ここは「立ち入り禁止」のゲートから100m程手前にあるビジネスホテルです。
私はここにお世話になってボランティアに通っています。
南相馬が30キロ圏内の屋内退避になって物流が途絶えた時から、
ここが物資配給の基地になっていました。
公的なボランティアセンターではありませんが、
大留さんはここに送られる各種支援物資を
当初はお一人で被災者に配る活動をしていましたが、
現在は仮設住宅に入居している被災者たちが自らボランティアになって、
市内各所の仮設住宅や高齢者のお宅へ物資を配る活動をしています。
その活動の拠点になっています。
私がここに着いた日には岐阜から生協のコンテナ車が、
パラグァイからの支援物資の豆腐を届けてくれました。
これはパラグァイの日系人が東北の被災者のために
現地で作った大豆を送ってきて、それを岐阜で豆腐にして届けてきたのでした。
私も大留さんや他の方と一緒に、
この日は豆腐を仮設住宅のみなさんに届けました。
パラグァイからの豆腐はここだけでなく相馬、
仙台などここより先の各被災地へも届けられたことでしょう。
お願いでは冬物衣類についてお願いしましたが、
米、乾麺、その他食料もお願いしたいです。
パラグァイからの豆腐が届いた日は、
他にも「ルーテル教会」からパイナップル缶詰もたくさん届いていました。
ネットで「ビジネスホテル六角」で検索すると
各地の支援者の応援の様子がわかります。
時間があったらご覧下さい。  いちえ