いろいろなことが気になってしかたがない。
「いろいろ」というけれど、根っこにあるのはひとつ。
「いのち」を、生きる権利を侵害するものだ。
言うまでもなく、特に福島のそれぞれの子どもたちの「いま」と「これから」。
子ども時代に、鼻血をだしたことはあった。
遊んでいる最中に塀にぶつかったり、
チャンバラをして勢い余って、棒で鼻をつっついてしまったり。
そんな時、鼻紙を丸めて棒状にして、鼻の穴につっこんで遊びを続けた。
なかなか止まらない時は「仰向けになっていなさい」と大人に言われた。
……子どもが鼻血をだすたびに、はらはらしています。
絶えず「もしや」という思いがあり、この1年半、正直心が休まった日はありません。
このまま幸い、健康な日々を送ったとしても、
わたしたち親は、子どもの、どんな小さない体調の変化にも頭をくらくらさせ続けるのです。
福島を出ていった子どもや、その親だって、同じでしょう。
この事実ひとつをとっても、わたしは許すことができないのです。
原発を、それを推進したひとたちを、国を。
もう一度、もう一度、3・11以前に戻りたい。
玩具を散らかして片付けない子に「いい加減にしなさい」と怒った日々。
家族で鍋を囲んだ日々。
あの頃は、子どもの鼻血に、こんなにも心を乱されることはなかったのです……。
明日は「朝の教室」。講師は金子 勝さん。
すでにキャンセル待ちの状態だが、是非、福島の彼女の思いも共有したい。