関東地方は荒れ模様の土曜日、
なんだか不穏な天気である。
近くに桜の樹があるはずはないのだが、
今朝の窓に数枚、花びらがはりついていた。
風に乗って、花びらもちょっと遠出をしたのかもしれない。
6月からスタートする、日曜を除いて連日の
原稿一週間分を書き上げて、外の仕事へ。
明日は大荒の空模様らしいが、東京を離れる。
万が一電車が走らなかったら、とかシミュレーション。
電車不通の場合のルートも確保し、ほっとする。
約束をたがえるわけにはいかないから。
出がけに鶴 彬(つる あきら)の川柳を思い出す。
……蟻食ひを噛み殺したまま死んだ蟻
……暁をいだいて闇にゐる蕾
1909年石川県の現かほく市生まれ。
1937年、29歳の折ににその作品が反戦・反軍的であるとされて
二度目の検挙(その前にも治安維持法違反で収監)。
1938年、留置されたまま死去。死因についてはいろいろと言われている。
……枯れ芝よ! 団結をして春を待つ