昨10日は、クレヨンハウス「朝の教室」講師は弁護士の宇都宮健児さん。
反原発についてのお話はもとより、
わたしには都知事選での体験談、特に敗因の分析が興味深かかったです。
選挙戦でむしろ体調がよくなった、という淡々と明るい姿勢が、とても心に響きます。
「一喜一憂してもしかたがない。続けることです」
多重債務などに取り組んでこられた、第一人者の言葉は、そのままあらゆる活動につながります。
「朝の教室」に参加されたかたがたからも「これから日比谷野音です」。
わたしもお昼を早めに食べて、首都圏反原発連合主催の、集会とデモへ。
反原連の、ミサオ・レッドウルフさんをはじめとして、
とてもデリケートな気配りをされている姿が印象的でした。
福島からの女性のお話も、ほかのかたがたのスピーチも。
デモは衆議院会館と参議院会館まで。
そこで請願書を政治家に手渡して、砂嵐の中でのデモは散会。
それからわたしは、ほかの仕事へ。
二日間、歩いて、ちょっとふくらはぎがつり気味だけれど、気分はいい。
以下、昨日のメッセージを。
(といっても、これは事前のメモからで、
その場で変更するフレーズがあったはずだけれど、記憶で)
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メッセージ
あの日から、1年と364日(よっか)。
明日11日で、東日本大震災は3年目を迎えます。
まやかしの平和利用という名のもとで、安全神話を流布しつづけ
地域を分断し、人々を苦しめ続けている原発推進を続けてきた政党が
最大政党になりました。
憲法を改悪しようとする改憲勢力が、衆議院で3分の2を超え、
この7月の参議院選挙の結果によっては、
憲法改悪は現実のものになる可能性も否定できません。
「さよなら原発1000万人アクション」も、820万人以上の署名が集まっているのに、
原発推進派を圧勝させてしまいました。
どうしてでしょう?
志も思いも一緒で、ここに来ると安堵しますね。
まだ、だいじょうぶだ、という気になります。けれど一歩、ここを離れて、銀座の街を歩けば、
「反原発? まだやってるの?」という人々も大勢います。
そう、わたしたちが向かい合わなくてならないのは、いま、ここに来ていないひと、
無関心なひとたちです.
もう一度原点に戻り、ひとりが5人に6人に7人に語り掛けていきましょう。
無関心は、原発推進、原発輸出、憲法96条改変、集団的自衛権容認となってしまいます。
改憲勢力が衆議院で3分の2を超えています。
7月の参院選いかんでは憲法改悪が現実になってしまいます。原発は稼働されます。輸出されます。
円安が100円に迫る、株高だ、と浮かれているあいだに、
武器輸出三原則の緩和も目前になりました。日本中をオスプレイが飛ぶようになりつつあります。
今朝の東京新聞一面トップによると、福島第一原発の急造タンク群が3年後に破綻する、という記事がありました。
そうであるなら、汚染水がまた海に放出されるかもしれません。
子どもたちは、どうなるのでしょう? この社会の未来はどうなるのでしょうか?
今日ここにおられる、ひとりひとりとは繋がっている自信があります。
しかし、それだけでいいのでしょうか?
ここに、関心のない人たちを引っ張り出さないと。
息子さんや娘さん、お孫さんにも働きかけましょう。
地震が続いています。
また原発に何かあれば、放射能は、脱原発に無関心なひとをも、
関心のあるひとをも平等に襲います。
2年前の3・10日、おだやかだった野山や海や空を、またたくまに放射能が汚染してしまいました。
いまもって、収束していません。いまもって、わが家に帰れないひとがたくさんいます。
子どもたちは、原発のある国を選んで生まれてきたわけではありません。
生まれてきたら、原発が54基もあったんです。いちばんの被害を受けるのは子どもたちです。
原発のある国を子どもたちに遺さない。
反原発運動を、きょうからまた、やりなおしましょう。
自分との約束において。