2013年3月19日火曜日

3月19日

ただいまー、である。
先週金曜15日が広島、16日が細かい雪が降る札幌、
17日、8日が大阪で講演と東京を離れる日が続いていた。
開花宣言が聞これる地域もあれば、道路の両側に雪の山を
視ながら風花散る地域もあって、強風にあおられた揺れる飛行機の中で、
列島の縦長の形を再確認させられた週末から週のはじめ。

少々疲れ気味だったせいか、大阪豊中での講演会では、
突如冷や汗がしたたり落ち、眩暈発生。
OH,どうする? ひやっとしたが、会場との質疑応答に5分ほど
進行を変えて(この間だけ座った)、無事終了。成功。
「あなた、自分を幾つだと思っているの?」。
いつも心配をかけている友人たちからの叱責を思い出す瞬間がある。
案じてくれる友人たちに感謝しながらも、質問には
「68だよ!」
と、型通りに答えることにしている。
あと何年、元気で走れるかはわからないが、
いま走らずして、いつ走る! 落合である。

大阪ではクレヨンハウスの大阪店にも立ち寄ってきた。
隣の男性もの用のファッション店で、リネンの気持ちよ
さそうなシャツなどを購入。服を購入する時間がないまま、
このところ「あなた、同じような恰好ばかりしているわよ」
(よき友人は往々にして口が悪い)のこれまた注意を思い出しながら。

今朝の東京新聞。
一面は「南海トラフ被害220兆円」の大きな見出しが。
南海トラフで東日本大震災と同じM9級の
巨大地震が発生すると、最悪950万人が
避難が必要となり、もろもろの損害は
220兆円になるという想定を、内閣府
中央防災会議がまとめたものだ。
この筋には、東日本大震災の福島第一原発
での、数字にできない精神的被害も、
まだ明らかではな建物被害や経済活動の
被害も加算されてはいない。
この記事の横には、「原発事故盛り込ます」
という至極まっとうな見出しがついた記事と、
その下には、福島第一原発での停電事故、
燃料給油プールが冷却停止した記事(3時間後に
公表)も掲載されている。
去年も4号機プールで冷却が停止し、
水温が一時43度まであがったことも、わたし
たちは忘れてはならない。
今なお「何があっても不思議ではないこの列島で」
政権は原発を推進し、海外にまで輸出しようと
している。
豊中での集まりには、親子で関西に避難している
女性も参加されていた。
4人のお子さんのうち、高校生のおねえちゃんだけ
福島の祖父母の家で暮らしている。
「小さいのもいないと淋しい、という両親の言葉を
聞くたびに、わたしはわがままなのでは? 帰ら
なくてはいけないのでは}と思います、と涙ぐんで
おられた。彼女は、9日の反原発集会でも
素晴らしいスピーチをされた。

今日は朝から快晴。
たまった洗濯をしながら(乾燥機を使わないで
すむのがうれしい)、これまた、たまった原稿を書いて、
夕方からは外での仕事だ。
いい天気だ。