都内を歩いていると、風に乗って、どこからか桜の花びらが。
この季節特有の少し強い湿った風に舞っている花びらや
道路の上をくるくると回転していく花びらを見て、
近くに桜の樹があることを知るのも、この季節のことだ。
午前中は原稿書き。午後からは幾つかのインタビューや打ち合わせに終始した一日だった。
あと一か月弱で、沖縄「主権回復の日」と呼ぶひともいるけれど、
現実は、主権回復どころか、日米地位協定によって改めて沖縄が米国の支配下に登録された日でもある。
沖縄の人びとと、沖縄の地が。
4月28日前後にわたしも沖縄を取材で訪れる予定だが、
こんなにも多くの沖縄の人びとの民意を踏みにじったまま、
普天間基地へのオスプレイ配備、そして辺野古埋め立て要請……。
どこに「誠意を尽くした話し合い」があるのか。
沖縄のいまと福島のいまが重なる。