新しい月曜日がやってきた。
今朝も新聞三紙かかえて、仕事へ。
東京新聞の一面には、原発の事故で避難し、
しかし福島県内にとどまっている小5年と中2年生への
アンケート、「30年後の福島は」が掲載されていた。
もともとアンケートは共同通信が行ったもので、
30年後、福島県には「どんな未来が待っていますか」
という問いに対する答えである。
小5
★自然あふれる放射能のない福島県(男)
★放射能が少なくなって地もとに帰れる(女)
★放射能のえいきょうで人がいなくなる(男)他
中2
★原発はなくなり、新しいエネルギーが利用されている(男)
★震災前より、かっきのある、福島県になっている(男)
中には「しょうらいボロボロになっている。原発のせいで」という回答もある。
希望的なことを書く子も、悲観的なことを書かざるを得ない子も……。
わたしたちひとりひとりがその年代の時、放射能について
こんなにも意識することは、あっただろうか。わたしは、第5福竜丸を
知っている世代ではあるが。
福島の子は(県内にとどまろうと、遠くに行こうと)、
福島の30年後についても、なによりも自分自身の30年後についても、
こうしてずっと考えていかざるを得ないのだ。「これから、どうなるのだろう」と。
そのことこそ、わたしたち大人は考えなくてはならない。
この絶え間ないストレスを、子どもにいやおうなく背負わせてしまったことを。
風が冷たい月曜日だった。