2012年3月26日月曜日

3月26日

福島第一原発の2号機が、「なんか変ではないか」……。
ずいぶん前に、そんな内容のことを、このブログで書いたか、
「朝の教室」で発言したか、あるいは他の原稿だったかは忘れたが、
書いたか言った覚えがある。
ずっと気になっていたのだ。

今夜、NHKの21時からのニュースで、
「2号機の格納容器の水位が60センチしかなかった」
という報道があった。
3メートルと思っていたのに、わずか60センチである。
60センチで冷却は充分されているのか。
放射能の飛散は?
不安なことだらけだ。

ある部分、つまんだりして編集してあるのだろうが、
そのことを発表する東電の担当者の口調が気になってならない。
(感情的になる必要はないのだが)どこか他人事のように響くのは、わたしだけだろうか。

こんな中でも、大飯原発の再稼働に向けて、
政府は4月から地元のひとたちへの「説得」に入るという。
地元で暮らす人たちが納得しない限り、再稼働はむろんしてはならない。

しかし、ひとたび事故が起これば、その被害は、地元だけに留まらない。
全く収束していない福島第一原発の「いま」は、
日本に限らず、世界中を心配させている。
地球上に暮らす、すべてのひとの「納得」なくして、再稼働してはならないはずだ。

今日26日未明には、東京電力の稼働原発はゼロ、になった。
稼働ゼロの原発に、おびただしい核廃物が貯まっている。
それら核廃物の危険性は、10万年に及び子どもたちを脅かすのだ。