昨12日は、クレヨンハウス「朝の学校」、講師は
アワプラネットTVの白石 草さんだった。
福島第一原発事故に限らず、
メディアを読み解く力、メディアリテラシーは、
わたしたち「受け手」に必要な視点であり、
そのことをより鮮明にしたのが、
原発のシビアアクシデントであった、
というのが正確なところであるだろう。
その間、市民メディアとして踏ん張ってこられた白石さんの講演を聴きながら、
何十年来、わたしが夢見ていた、市民目線のメディアの必要性を
改めて再確認させられた。
たとえば、この「朝の教室」の大きなテーマのひとつは
まさにメディアリテラシーである。
同時に、専門書店であるクレヨンハウスが
ささやかながら、こうして小さなメディアとして機能していることは、
わたしたちにとってはやりがいのある活動であると同時に、
もっと市民メディアが欲しい、という思いをも連れてきてくれる。
受け手と発信者が役割分担という図式に
すっぽりとはまってしまうのではなく、
それぞれのひとりが発信者兼受け手という
新しく、やわらかなありかたを今後も是非模索していきたい。
6月の「朝の教室」の講師は、もとスイス大使であり、
福島第一原発の過酷事故(その後)の危険性について
果敢に発信されている村田光平さん。
シビアアクシデントを起こした国と政府への、海外からの「声」も、
この社会を拓く上で、かけがえのないテーマだと思う。