昨日は荒れ模様の天気だった。
「STORMY WEATHER」というスタンダードナンバーもあったな、と。
この曲をテーマソングにしていた、レナ・ホーン(リナとも表記される)も亡くなった。
「クールビュテイー」と呼ばれた彼女は、コットンクラブ(コッポラの映画でおなじみ)で、
僅かな衣装を身にまとって踊り、やがてハリウッドに。
「笑うと、白人社会に迎合しているようでいやだった」と、微笑を消した彼女の抵抗の
姿勢すら、「クールビューティ」と商品化した「夢の都」。
昨夜は遅く仕事から戻って、彼女の「STORMY WEATHER」を聴いた。
先日、観たくてたまらなかった「ザ・ヘルプ」を、ようやく観た。
60年代のアメリカ。
白人中心社会で、白人の家で家事や乳母の仕事をヘルプしたアフリカ系アメリカ人の
女性たちと、白人の若い女性ジャーナリストの交流を描いた作品だ。
主題歌の「LIVING PROOF」(生きた証、とも生き証人とも解釈できる)もとてもいい。
集英社文庫で翻訳(厚手の上下巻)も出ているので、是非。
同じテーマを扱ったもので忘れられない作品に「LONG WALK HOME」がある。
南部のモンゴメリーの街にはじまった、アフリカ系アメリカ人のバスボイコット事件
(公民権運動を広げた)をテーマにしたもので、その映画にも出ていた
シシー・スペイシックが、この「ザ・ヘルプ」にも出ていた。
アカデミー主演女優賞を獲得したこともある女性俳優だが、人種問題に深い視点を
深く持ったひとなのだろう。
いつだって、権力はその社会の「OTHER VOICES」を消していく。
原発についても同じだろう。
前述の歌の中に、次のような一節がある。
♪……最悪の日々は終わった。
まだまだ気を緩めることはできないが……
わたしたち、反・脱原発を求めるものが、そう歌える日々はいつなのか。
拡散を希望する以下のメールが届いていたので、皆様に。
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本日、衆議院本会議において、原子力規制庁・原子力規制委員会設置法案の審議が
スタートしました。
この法案審議に脱原発の意見を反映するため、eシフト:脱原発新しいエネルギー政策を
実現する会は、5月29日、原子力規制委員会および原子力規制庁の設置に関する
NGO声明を発表しました。
みなさまの団体、ネットワークでも掲載等いただければ幸いです。
新しい規制組織の職員・委員が 「原子力ムラ」に占拠されないよう、また、6月末に予定されている国会事故調査委員会の報告・勧告をふまえた法律になるよう、脱原発を目指す市民・団体が協力して、国会議員への働きかけてゆきたいと思います。
原子力規制委員会および原子力規制庁の設置をめぐる与党法案
(原子力組織制度改革法案)と野党法案(原子力規制委員会設置法案)に関するNGO声明
↓
http://e-shift.org/?p=1952