2012年6月14日木曜日

6月14日

有機の研究をされている新潟大学の野中昌法さんという先生
(お目にかかったことはありません)からの
11日に亡くなった水俣病の研究者であり、告発の実践者であり、
終始患者さんに寄り添われた原田正純さんの言葉が回ってきました。

「水俣の教訓を残してゆくために、忘れてはならない視点がある。
第1は、弱者の立場で考えること。
政策や研究とは、そもそも弱者の立場を基本にすべきである。
第2は、バリアフリーだ。素人を寄せ付けない専門家の壁、研究者同士の
確執、行政間の壁などが、患者救済や病像研究をどれだけ阻害してきたか、
私は目の当たりにしてきた。
そして第3は、現場に学ぶということだ。事実は現場にしかない」

今、有機農業も同じと考えます、と野中さんは書いておられます。
そして原発もまた同じだと、わたしは考えます。

明日は藤村官房長官に「さようなら原発」に集まって署名を提出します。
わたしは予定を調整できす、残念ながら欠席しますが、
皆様の思いをしっかりお届けします。

日曜「クレヨンハウス 朝の教室」は、元スイス大使の村田光平さん。
特に福島第一原発4号機の危険性について、世界中に発信をされているかたです。
むろんこの国の首相にも。
報道もされましたが、12日夕、反・脱原発で合意してくれる
議員さんたち30余り名のかたがたと会いました。
署名された方々の思いをお伝えし、
 「皆様のことを、署名者はしっかり見ています」、
「別言すれば、750万の人たちがそれぞれ一票を
行使する応援団とお考えください」と伝えてきました。
中には、
「電力会社から、次の選挙は応援しないと言われた。
それでもガンバります」という議員さんもいました。

これらの話し合いをしているちょうどその時間に、
日隅一雄さんは、病室でお仲間たちに囲まれておられたのです。