「まだ続けていますか?」
そう、よく訊かれる。
被災地の子どもたちに絵本を送る、
「HUG AND READ」のプロジェクトについてのお問い合わせだ。
先日も講演先で訊かれた。
脱原発の活動を並行していても、もちろんわたしたちは忘れない。
毎週、倉庫に入って仕分けを続けているスタッフもいるのだから。
けれど、ほかのかたから「まだ続けていますか?」と訊かれると、
覚えていてくださったのだと嬉しい。
まずは「忘れないこと」も東日本大震災で被災されたそれぞれのかたへの、サポートの第一歩だ。
きょうで半年を迎えた。
いまはメディアの報道は続くだろうが、この時期を過ぎると、
ニュースも減っていく可能性が高い。
だからこそ、「わたしたち」は忘れない。
政治の手厚い支援を被災地のかたがたと共に求めるのと並行して、
個人としてもつながりたい。
東北の冬は早い。冬物の衣類(下着から上着まで)も必要だ。
また、雪が多くなる季節、室内で過ごす時間が増える子どもたちに向けて
「HUG AND READ」の再びの頑張り時がやってくる。
「もちろん、つづけています」「本をお送りください」とお願いしたい。
多くのプロジェクトが事実上「店じまい」をしてしまったのだからこそ余計、
わたしたちは続けることを約束する。
よろしくお願いします!!!
もうひとつ嬉しいニュースを。
・HUG & READで本をお送りした、福島県いわき市立高坂保育所のかたが来られ、子どもたちが大喜びでした、どうもありがとう、とおっしゃっていかれた、
という日報が子どもの本のフロアから。
わたしは外でのあれこれが忙しく、このところクレヨンハウスにはいられないのだが、
こういった伝言に接すると、素敵な深呼吸を贈られたような。
いわき市に送られた本は「あなた」からの絵本かもしれない。
ありがとうございます。
福島にとっては一層厳しい冬がやってくる。