2011年9月28日水曜日

9月28日

ケニアのノーベル平和賞受賞者、
ワンガリ・マータイさんが亡くなった。
「MOTTAINAI」という言葉と、その概念を
世界的に広めた女性だ。

荒れ果てた大地に三千万本の木を植えたマータイさんは
「木を植える女」でもあった。
同時に彼女の人生のほとんどは
弾圧と権力との闘いの歴史でもあった。
前政権下では、何度も投獄。
不屈の女性でもあった。
28日付東京新聞の「筆洗」では、そのマータイさんと
足尾銅山の鉱j毒問題と闘った田中正造の思想と姿勢を重ねた、
すがすがしくも凛々しい文章が掲載されている。

「どの社会にも業界にも、東電的、保安院的体質があるのだよねえ」
 NHKで収録を終えてから、
仲間数人と退院したばかりの友人を見舞った。
その帰り道、遅い夕食をとりながら仲間たちと話し合う。
「こんな時しか、会えないね」
「今度はみんなが元気な時に会おうよ」
仲間たちとの食事は、数年ぶりである。

環境省が示した汚染土壌の除染土は
最大で2879万立方メートル。
最大で東京ドーム23杯分に相当するという。
中間貯蔵や仮置き機関についても気になるところだ。