2011年10月27日木曜日

10月27日

27日付「日刊ゲンダイ」の「にっぽん改国」欄。
田中康夫さんがTPPについて書いておられる。

アメリカのモンサント社については、このブログでも書いたことがあるが、遺伝子組み換え作物の開発で有名な会社である。
いま政府や多くの識者も、「乗り遅れるな」と盛んに喧伝しているが、
TPPは日本の市民にとって、そんなに意味のあるものなのか。
わたしには疑問だ。

田中康夫さんのコラムはそこのところを見事に解きあかし、
「日本にとってプラス」と主張する人々を、
「行先も判らぬバスに乗り込むなんて」と疑問を呈しておられる。
「ルールづくりから入って、ダメだったらやめればいい論」もあるが、
それを田中さんは「離婚するかも知れないけれど取り敢えずは結納の打ち合わせしませんか」と言っているようなものだ、と見事に看破。
いい加減「アメリカへの阿諛追従」はやめたほうがいいという田中論を、
わたしは支持する。